素晴らしき世界 ~もう一度旅へ (集英社文庫)
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素晴らしき世界 ~もう一度旅へ (集英社文庫) / 感想・レビュー
旅するランナー
ANA機内誌「翼の王国」の連載エッセイも、ついに終了。オススメのサンフランシスコのクラムチャウダー&ニューヨークのオニオンスープ、五感を刺激する場所としてのパークハイアット東京、映画公開間近かの「湖の女たち」の取材で訪れた琵琶湖など、作者の「好き!」という気持ちが心地よい。そして別れを惜しむよりも、出会えたことに心から感謝したい。それこそが「旅」というものだと清々しく締めくくられる。大好きなエッセイでした。
2024/03/08
pohcho
15年にわたり連載されたANA機内誌のエッセイ「翼の王国」の完結編。めったに飛行機乗らないけど、もう「翼の王国」が読めないのかと思うととても寂しい。エッセイには人柄が現れるが、吉田さんの素朴さや善良さが伝わってくるような文章だなといつも思っていた。シリアスな小説も書かれるけれど、根はリアル横道世之介なのかなあと。ますますファンになった。年に一度の猫エッセイも楽しみだった。また、どこかでエッセイ書いてほしいな。楽しみに待っている。
2024/01/26
konoha
吉田さんはエッセイも好き。何事にも興味を持ち、自然体で楽しむ姿が良い。豊富な知識、文章の上手さがよく表れている。次の話が気になってサクサク読んでしまった。国内外の旅、スープ、お茶会、猫とテーマも様々。スーパーにネギを買いに行った際の出来事がエッセイになるなんて作家はさすがだなと思う。初めてのZoom会議の話は声に出して笑った。コロナ禍を乗り越えようと気負うのではなく、できる範囲で明るく楽しくあろうとする姿勢にも好感が持てた。最後はコロナ禍での祈りのようなものを感じた。
2024/01/31
piro
ANA機内誌『翼の王国』掲載のエッセイを纏めたエッセイ集最終編。 2019〜21年、コロナ禍前から最中の連載終了まで。今回も旅心をくすぐるエッセイが多数。ランプの宿・髙峰温泉、イスタンブールは特に心惹かれました。鹿島神宮は私も行こうと思いつつ行ってない所。『五感を刺激する場所』パークハイアット東京の空気感は確かに特別だなぁと共感。そしてコロナ禍だからこそ「もう一度旅へ」と言う思いが滲む最終回も印象的でした。自由に旅ができる様になった今、また飛行機に乗って遠くへ行きたいです。暫くANAは乗ってないなぁ。
2024/03/14
しーふぉ
機内誌に連載していたため旅に関する話しが多い。その中でMY神社があるという話しがあり、自分も意識していなかったが、氷川神社がMY神社だと気付く。厄除けや高校受験の祈願には大宮の氷川神社お詣りしたし、小学生の頃は友達と近くの小さな氷川神社に初詣で行って、お餅食べたりしてたの思い出しました。
2024/02/20
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