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おれのおばさん (集英社文庫)

おれのおばさん (集英社文庫)

おれのおばさん (集英社文庫)

作家
佐川光晴
出版社
集英社
発売日
2013-03-19
ISBN
9784087450507
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おれのおばさん (集英社文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

前から気になっていたシリーズで、初読み作家さんでしたが、期待を裏切るコトなくガッチリ入り込んで読了でした。中学生の「陽介」は何不自由ない生活を送っていましたが、ある日父親の横領が発覚し、生活は崩壊へ。やむなく親戚の叔母が運営する施設へ入り、新たな生活がスタートしますが、その施設の面々がなかなか個性的です。「恵子」おばさんはなかなかのサムライ母さんっぷりを発揮し、やんちゃな子供たちも逆らえないくらいパワフルです。北海道が主な舞台なので、道民としてはキモチがすっと入り込んで読めます。続編が益々楽しみです!

2015/08/25

さおり

テーマはヘビーだけど、タッチは爽やかな青春小説て感じ。続編も、読んでみようと思います。初読み作家さんでしたが、写真見たらタカダコーポレーションを思い出してしまい(注・別に似てません)、いいお話なのに読んでる途中ちょくちょくテーマソング(?)が頭の中を占拠する事態に。まぁいいか、それはそれで楽しかったし。

2015/08/27

ゴンゾウ@新潮部

陽介の身に起きたことはとても大変なことなのにそれほど悲惨に描かれていない。冷静に事実を受け入れ新たな生活に入る彼に少し違和感を覚えた。反面悲愴感が少ないので読み易かった。

2017/12/24

扉のこちら側

初読。2014年1162冊め。家庭の事情で叔母の運営するグループホームで暮らすことになる中学生。同級生とのトラブルの会議室での話し合い、吉見の父親がいい人での救われた。高校進学しない子の将来が不安定で可哀想だ。

2014/12/21

thee birdmen

父の突然の逮捕で都内の有名進学校から札幌の児童養護施設へと移された陽介の成長物語。様々な事情を抱える仲間たちとの出会いが、彼を強くしていきます。誰だって隠し事や傷を抱えていて、その痛みや苦しみと折り合いをつけながら生きている。その当たり前のことを中学生の気持ちを通して見ることで、とても尊いことだと再認識する本。短い一冊だけど、実は大切なことってとてもシンプルで、シンプルに生きることは強く生きることに等しいんだろうと思いました。もっと若いうちに読んでいたら、結構人生観変わったかもですね。

2016/05/08

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