リケコイ。 (集英社文庫)
リケコイ。 (集英社文庫) / 感想・レビュー
mae.dat
理系あるあると思いきや、理系学部舞台はマストでは無いのかも。理系学部生は再現性と闘っている部分もあるので、再現性の低い人との交流は、苦手とする人が偏るかな。『原作者より〜〜』を読んで、主人公森くんの行動を揶揄する言霊が、こっちにも飛んできて涙する羽目になるのかと覚悟したけど。儂のやり方と随分違ってね。寧ろメンタル強い。刃の先端はこっちに向いていない様で安心したよ。でも違うとはいえ、封印していた若い頃のやらかしが心を抉りますよ。ただ、やらかしは若い内に済ますが吉とも思ったり。歳が行くにつれ笑えなくなるから。
2023/07/26
扉のこちら側
2018年128冊め。20代半ばに至るも異性との交際経験がない理系男子に向けて「やってはいけない例」を小説形式で示している。というのは読み終わってわかるもので、正直なところなにかどんでん返しがあるのではと期待しながら読んでしまったので悪いほうに裏切られた。作中で「森君の修士の2年間はドラマチックだった」という表現が出てくるが、ドラマチックな要素はどこにあったのだろう。
2018/05/06
ダイ@2019.11.2~一時休止
恋愛小説?。解説にもあるように反面教師として楽しむ?。イヤイヤそれはあかんやろ~的な・・・。
2017/08/21
あも
コミュ障オタクな理系の大学院生・森が後輩の羽生に片思い。歓迎会で膝に手を置かれただけで一方的に盛り上がり電話で告り彼氏が居ると振られ泣きじゃくる森…キモっ!その後もワンチャン狙いで理解者ぶり羽生の彼氏とのセックス話を聞き続ける森…挙句の果てに土下座してヤラせてと頼む森…羽生もいかにも女性の少ない環境によくいそうな思わせぶり勘違い女でウザい。冒頭と幕間に入る、この失敗談がリケダンとリケジョの恋の反面教師となるようにとかのたまい続ける原作者からの言葉も本気で気持ち悪い。暑い夏にピッタリの背筋に寒気が走る一冊。
2017/07/10
Aya Murakami
ナツイチ 2017 東大という輝かしい肩書をもってしても恋の道は難しいのですね。東大つながりでモチーフは夏目漱石の三四郎っぽいイメージですね。三四郎も不器用でしたがこの作品の主人公の不器用さはされをはるかに上回る不器用さ。2人の女性の間で揺れ動いたり趣味を答えるのに四苦八苦したり…。 本作では理系の不器用男が主人公でしたが文系の不器用男の作品があるのか気になります。通っていた大学に文学部の不器用男がいたので…。
2019/11/06
感想・レビューをもっと見る