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夢十夜・草枕 (集英社文庫)

夢十夜・草枕 (集英社文庫)

夢十夜・草枕 (集英社文庫)

作家
夏目漱石
出版社
集英社
発売日
1992-12-15
ISBN
9784087520330
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夢十夜・草枕 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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さっとる◎

いくつ夜を通りすぎようとも只只暗いだけである。「ああもう朝は来ないのだな」諦念した時に「それは夢だよ」と声がしたのでこうして目覚めることができている。暗い中に二十の己、二十八の己、三十三の己と幾つもの己を見続ける行為の中で無は露とも薫らず諦めからの怒りやら恐怖やらが育ってしまって絶望はより深く重くなった。もう少しで身動きがとれなくなるところであったよ、ありがとう。礼をしようと頭に手をやれば、あるはずのパナマがないのである。起きているあの私は屹度パナマを被った男子であった。終わらない夢と現はどこが違うのか。

2019/11/25

かいちゃん

夢十夜は、ぞわぞわってなって面白かった。こういう怖さって、なんだかぞくぞくするわ。草枕は、僕には高尚すぎて文字づらを読んだだけで、なかなか理解できないところも多かった・・・・

2019/02/26

あき

★★★★★ 夢十夜と草枕のチョイス、最高ですね!夢十夜は、時に怖ろしく、時に美しい世界に迷い込み、まるで夢のようだ、と思った瞬間にパチンと目が覚めるような、不思議な感じ。草枕は、芸術論も興味深かったけれど、なにより繊細で美しい描写を楽しんだ。漱石は読者に場面を静止画ではなくて映像で見せるのが上手い。ラスト数行、まさに非人情の場面、私は胸がぐぅっとたまらなく苦しくなり、この小説好きだな、と思った。読み終わった後、しばらくは美しさ、切なさの印象だけが強烈に残った。どの場面を切り取っても絵になる小説。再読予定。

2017/07/25

ヒロくま

集英社文庫で久しぶりの再読。漱石先生の洗練された美しい言葉の連なりに深く溜め息をつく。夢十夜の摩訶不思議でしっとりした怪談話にゾクゾクとし、草枕の難解な文章を噛んで含めるように頭の中で反芻する楽しみ。一読ではすまされない魅力が年を追う事に強くなる。

2016/09/08

ちぃ

夢十夜はちょっぴりホラー…草枕は哲学的…なかなかとっつきにくいが、後者は特によかった。何があるというわけでもないけど那美さんと非人情が粋でした

2018/05/23

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