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小説を、映画を、鉄道が走る

小説を、映画を、鉄道が走る

小説を、映画を、鉄道が走る

作家
川本三郎
出版社
集英社
発売日
2011-10-26
ISBN
9784087714234
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小説を、映画を、鉄道が走る / 感想・レビュー

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あつひめ

しまった!!読む時期を間違ったと思ってしまった。鉄道に詳しい訳ではないけど昭和の鉄道の変化を目の当たりにして育ってきた者として、最近見かけることが無くなった鉄道の景色や匂いや音、人の想いをこの1冊で嗅ぎ取ってしまった。空の旅もいい。でも、やはり郷愁や哀愁を感じる乗り物と言えば夜行列車や鈍行列車のような気がする。新幹線はちょっと味気ない。鉄道の旅には空の旅では埋められないものがあるように思う。駅弁、立ち食いソバ、レールを軋ませる音、車窓の灯り。日頃、旅とは無縁の主婦。この1冊で急に旅に出たくなってしまった。

2012/12/28

lonesome

川本さんのように子供の頃から鉄道好きになるかどうかは、鉄道が自分の生活に身近なものかどうかがとても影響するんだろうな。自分は家が駅まで遠く、車がないと不便なところに住んでいたため普段電車に乗る機会があまりなく、ここ数年東京に行く機会が増えるにつれて鉄道や旅に興味が出てきた。ここに取り上げられている映画や小説は未見、未読のものが多いのでなかなか想像が難しかったけれど、汽車に乗って旅立つ時の別れの感情などがえがかれている作品の解説を読んでだんだん身近に思えてきて面白くなんとも読み応えのある一冊だった。

2015/05/24

葉月

面白かった!鉄道の旅が好きなのでとても楽しく読めた。小説や映画を通して日本国内を(国外も一部あり)縦横無尽に飛び回っているような感覚が味わえる。旅情や郷愁をあちこちに感じることができ、また時間すら飛び越えた旅を楽しむことができた。乗ってみたい(みたかった)路線、読んでみたい本が一気に増えました。

2012/02/13

まぬー

映画評論家としては信用している方の鉄道エッセイ🚞映画の話も有ります🙂鉄オタでは無いけど何だか汽車に乗りたくなりました(乗り物酔いするけど)😀75点

2022/03/20

たーぼ

小説や映画で紹介された鉄道シーンを、丹念につづっている。「石炭」とか「にしん」、「集団就職」等、鉄道は発達してけれど、まずかった昭和の時代が伝わってくる。数多くの小説が紹介されており、あれも、これも読みたくなって困ってしまう。また、美しい光景もたくさん紹介されており、旅心をそそる。日本三大車窓とか、留萌本線、中央東線など行ってみたい。時刻表と日本地図を片手に読むといいかも。話はそれるけど、「函館発の上りの特急」(P258)は理解できなかった。また、三石は「耐水煉瓦」(P269)じゃなくて「耐火煉瓦」だな。

2012/01/09

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