顔面放談
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顔面放談 / 感想・レビュー
starbro
姫野 カオルコは、新作中心に読んでいる作家です。顔面相似形から始まって、著者の独断と偏見のルッキズムに纏わるエッセイ、大変面白いですが、取り上げている芸能人や有名人がThe昭和なのが玉に瑕です。私は何とかついていけましたが(笑) 個人的に、三浦知良と澤穂希はサッカー大好き兄妹(そっくり)だと思います⚽⚽ https://number.bunshun.jp/articles/-/240303 http://seidoku.shueisha.co.jp/2309/read02.html
2023/10/23
いつでも母さん
『抱腹絶倒のマニアック・エッセイ』と帯にある。作者とは同世代の私だが残念ながら付いて行けなかった。懐かしい名前も沢山出て来て思い出すことしばし。確かに放談だったよね(汗)だからちょっと疲れるのだ。抱腹絶倒までは行かず、ニヤリが多かったかな・・私は。
2023/09/28
R
文春の企画自体を知らなかったので、のっけから話がわからなかったんだが、常に圧がある文章と、誰と彼が似ている論争への熱い想いがあふれていて、圧倒されながら読まされた。結局のところ、結構古い映画の話のようでもあり、古い俳優の話のようでもありといった感じなんだが、顔が似ているという話をかわぎりに、演技や雰囲気、鼻のつくりといったことに詰めた話が載っていて、わからないまま面白く読み終えた。著者と同世代か、映画好きであればもっと楽しめただろうなと思うところ。
2024/01/22
ゆきらぱ
色々な著名人の顔面について書かれているのでついつい画像検索してしまう。それから見たい映画もたくさん出てきてしまう。描写が上手いのだ。姫野カオルコさんの並外れた桁違いの記憶力でもって生き生きと話されて心が弾む。18章で姫野さんの羨ましい人の顔が発表される。ヨーコオノ、ヤマザキマリ、鳥居みゆき、清水ミチコ、この4人が羨ましい、何故なら他人からからかわれない顔だ、という言葉に説得された。からかわれないと気力もつくし、また更に顔面に良質の化学変化をもたらす、との事。
2024/04/15
marumo
姫野さん…。言いたいことはよくわかるの。私もそう思うわ!マコーレ・カルキンとカルロス2世、似てるよ。そして、松田優作と古尾谷雅人は確かに一時期セットで語られたわ。ビョルン・アンドレセンと、「バウンド」の章は面白かったし、カトリーヌ・ドヌーヴ「哀しみのトリスターナ」は是非観てみたい。でも、もうエッセイは書かない方がいいような気がするわ。「出演者の言葉に疑問を感じて番組に電話する」ほどキテレツな方は雑文には向かないと思う。置いていかれ感半端なく、面白いはずなのに何故…と困惑。小説、心よりお待ちしております。
2023/10/22
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