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土星マンション 1 (IKKI COMIX)

土星マンション 1 (IKKI COMIX)

土星マンション 1 (IKKI COMIX)

作家
岩岡ヒサエ
出版社
小学館
発売日
2006-10-30
ISBN
9784091883391
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土星マンション 1 (IKKI COMIX) / 感想・レビュー

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kanon

文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞受賞作。まずIKKIという雑誌に連載されてる作品は好きな雰囲気のものが多く、4巻まで安かったのでつい手に取ってしまった。なるほど!また面白い作品を連載させたな~IKKI!と思った。地球自体が自然保護区域になってしまい、地上35,000メートルの上空に浮かぶ建造物に住むことを余儀なくされた人間たちの、さらにそのせいで必然的に生まれた、建造物の窓を拭く仕事に就いた少年ミツを主人公とした物語。SFですね。集中線無しに淡々と進む感じが堪らない。続きもゆっくりと読んでいきます。

2013/08/26

ヒロ@いつも心に太陽を!

帯にあった文句に間違いはなく、確かにじんわりとくる。一話読むだけで結構胸いっぱいになってしまうので、なかなか一気読みできずちまちま読んでたら時間かかってしまった。ミツはこれから誰と出会い、どんな経験をして何を感じ、そしてどう成長していくのか。先輩がまとめ貸ししてくれたのでぼちぼち続きも読むか。

2011/10/15

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙

岩岡さんの不思議な世界観に浸りながら。「いつかミツにも見せたい」心が震える様な景色を見た瞬間、「ああ、この景色を見せてあげたい」と思い浮かぶ人が居るのは本当に幸せなこと。「ごめんな。海を見せてやりたかった」もう少し、できる事はあるはずだ。薄いフィルム、揺れるプリズム。想いは届く。柔らかい光。「あんな広い場所をあの人にあげられたのは、仁君だけだったから」緑の部屋と仮面の下が好き。私も同じことするんだろうな。

2014/12/08

陽@宇宙望遠鏡⭐︎星と宇宙

再読。ランチタイム読書。岩岡氏のふうわりとした空気の色が好き。軌道エレベーターならぬ軌道マンションかしら?地上35000mに浮くリングシステム建造物。地球は保護区となる。人工光ではなく太陽の光と挙式を願い「きっと離れるのが惜しいんだよ」と地球の引力は強すぎる。p53のシーンの柔らかい美しさ。仁さんの奥様の台詞。こんな風にいとも簡単に言えてれば良かったのかもね。いつかこの子の子孫を地上に送りたかった。「あんな広い場所をあの人にあげられたのは、仁君だけだったから」私は引き換えにそうすることが出来たけれど。

2015/12/04

ほむら

地球に人が住めなくなる展開は、わりとあるのですが、離れ難くてわずか35000mの上空で暮らすなんてちょっとロマンチックな雰囲気です。地球の美しさを実感するようなお話はとても素敵ですね。貧富の差が階層ごとに出てしまうのは寂しいことですが、それでも優しさがあった水撒きの話はとても好きでした。窓拭きの仕事とは?磨き続ける意味とは。窓拭きで父を亡くしたミツは、どう答えを見つけるのでしょう?そして、地上に降り立つことは果たしてあるのでしょうか。

2013/11/18

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