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親の期待に応えなくていい (小学館Youth Books)

親の期待に応えなくていい (小学館Youth Books)

親の期待に応えなくていい (小学館Youth Books)

作家
鴻上尚史
出版社
小学館
発売日
2021-04-01
ISBN
9784092272842
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親の期待に応えなくていい (小学館Youth Books) / 感想・レビュー

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Twakiz

鴻上さんの「世間」と「社会」についての論考は有名.それに基づいて親子関係や友達関係についてティーンズ向けに書かれた本.昔は「世間」が強かったため世間のルールに従っていれば守ってもらえたがいまは世間が中途半端に壊れている.「家族」が「世間」になってしまうとつらい.親の期待に応えるために生きるのではなく自分の人生を.親も自分の人生を楽しくして健康的にお互い自律・自立していくこと.いい本だがこの考え方を貫いていくには世間との衝突に強くしなやかに立ち回る必要がある.

2021/05/29

スリカータ

ティーン向けですが、大人も読み応えがありお勧めです。大人になった自分が、子供に接する上で気をつけたいことも分かります。

2021/05/28

うさうさ

主に親子関係について書いた本で、この年で、子どもの立場で読んでもなかなか深かった。遠い昔の事ではあるけど、読み進むにつれ当時親から言われた嫌な言葉が蘇る。 タイトルを見たとき、親はそもそも私に何かを期待していたのかなと考えた。勉強しろも言われた事なく、わりと自由だった気がしていたが、おそらく昭和の典型的な女性の生き方を見ていたのだと思う。 私が男性ならまた違ったかもしれない。 「世間と社会は反対語である」とは、軽く衝撃だった。

2022/12/03

サラダボウル

母親は最大の同調圧力である。親は他者としてきっぱりと認識し、自分の価値観を模索してして生きること。罪悪感を覚える必要は全くないんだよ。と、著者は丁寧に若者へ伝えるべき事を伝えてくれる。世間と社会について。これまでの日本とこれから。ストンと腑に落ちる若者が笑顔になれるといいな。親世代も、うっ、ちょっと気をつけよう、と思える良書。途中、シンデレラの継母の人生を考えてみよう!とかシンデレラの王子様が変態だったらどうしようとか、その辺りは楽しく(でも、ふむむと思う)読める。先生が何気なく読んでたら、格好いいなあ。

2021/08/12

なま

★5 親子関係の本だが様々な交友関係に置き換えて読める。100か0では無く最悪よりわりとダメ、最高よりベターを選択する意味。毎日の献立から食べたい物を食べているか?親の出すものをたべるか?「自分で考える」クセ、行為はいつでも出来る。目標が定まらない際は消去法で考える。「考える」と「悩み」は区別しマズローの要求5段階説から考え方を導く。なにより「社会(法のルール)」「世間(人情ルール)」「家庭(愛情ルール)」の区別が要。世間の感覚が無い国に驚く。真面目、優等生、人間関係に息苦しさを少しでも感じる人は読んで!

2022/08/28

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