生々流転 (P+D BOOKS)
生々流転 (P+D BOOKS) / 感想・レビュー
Ryu
これでこそ小説だ。突然始まって、突然終わる。やたら長い。急にすごい文章が始まったり、異様に退屈だったり。読者のことは二の次でいい。この小説が、どう生きるか。暴れるか。生まれるか。るるると勝手に産出されているかのような文章。べつに、人間はあと。小説がさき。覚えた?お前は馬鹿。りーーーーん。と鳴る、のが、小説の音。聞こえないなら、帰れ。
2022/11/23
Ru
情景描写が岡本かの子さんの得意分野と思うけれど、風景の情景描写が長々と続く箇所はちょっと退屈。とはいえ女性が男性に頼らずに生き抜く姿は、当時としては衝撃的な内容だったのだろう。いや、現代人の私にとっても、自ら”乞食”となり、人生を模索する姿はやはり衝撃的。
2023/12/16
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