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岸辺のアルバム (P+D BOOKS)

岸辺のアルバム (P+D BOOKS)

岸辺のアルバム (P+D BOOKS)

作家
山田太一
出版社
小学館
発売日
2018-11-08
ISBN
9784093523516
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岸辺のアルバム (P+D BOOKS) / 感想・レビュー

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今庄和恵@マチカドホケン室/コネクトロン

絶版本の復刻というP+D BOOKSシリーズ、こういう企画はありがたい。どんな名著でも絶版の憂き目から逃れられないのだなあ。原作にはドラマにも漫画にもなかったエピソードがいっぱい。元は新聞連載だけど、ドラマ化前提だったんじゃないの?という視覚的な細かい描写。則子の気持ち悪さは八千草薫じゃないとできなかったですね。マイホーム幻想を打ち砕くようで実は強化しているという恐ろしい物語。

2022/12/20

uminoko

昭和52年に放送された連続テレビドラマの原作。その時代ならではの内容でありながら、家族の有り様は今とさほど変わらないのでは。内容盛りだくさんで面白かったです。

2024/04/03

けえこ

再読本。 元は1977年、40年以上前の作品。新装版は読みやすかったです。 進学をやめて高卒で働く道を選択した繁、配偶者として教職につく堀を選んだ律子、取り繕い上手な妻則子、会社人間の夫謙作、多摩川沿いの古い住宅地にはまだそんな人たちが住んでいそうです。

2023/04/30

あやこん

ドラマがあまりに有名で、私も見たという記憶はあるのですけど、さすがに子供の頃であり、詳細は覚えていません。台風で多摩川が決壊し、家が流された映像はよく覚えていますが、そこからこういう小説にする発想が、すごいですね。 76-77年に新聞連載だったそうですが、素材に古い物はあっても、あまり古臭く感じなかったです。まあ、父親はまさしくあの頃の昭和の父親であり、それはしょうがないと思います。

2021/06/26

でろり~ん

そっか原作があったのかというのがきっかけになった一冊。単行本として発表されてすぐテレビが始まっているようですね。放送は見ていないのに内容は知っているという、現代にありがちな作品。やっぱりちゃんと見ないと、読まないとダメよね。グロテスクとさえ言えるようなパワーがありました。一人だけあだ名で呼ばれる哀愁、ビリケンさん。複数登場するトリックスター。ドラマ黄金期。バカにならなければ燥げなかったバブル。ホームドラマにセックスを持ち込んだのは誰が最初なんでしょうかね。この時期の向田ドラマに阿修羅のごとくがありました。

2020/05/23

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