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燃えよ、あんず

燃えよ、あんず

燃えよ、あんず

作家
藤谷治
出版社
小学館
発売日
2018-11-08
ISBN
9784093865227
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燃えよ、あんず / 感想・レビュー

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いつでも母さん

「人を幸せにできれば、あとはどうだっていい。そうやって生きようよ。」桃子の言葉だが、実際はこれがなかなかに難しい事なのだ・・タイトルは何?と思ったらほほぅ、室生犀星と来ましたか。初読み作家さん、もやもやして、遅々として進まぬ展開にちょっとイラッともしたが怒涛の後半に、この愛すべきぽんこつ達にやられちゃった感です。参ったなぁ。読後感も良い。久美ちゃんもみんなも幸せにな~れ!

2018/11/30

はる

小さな書店の店主と風変わりな常連客たち。一見すると落語の長屋もの風の人情物語。でも他人を不幸にすることに執着する異常性癖者が出てきたり、突然三人称に変わったり文体を変えたりする。さらに最終章でそれまでの物語の印象をひっくり返すような硬質のドラマを描きだす、ちょっと一筋縄ではいかない小説。作者は実際に書店の主だそうで、時々妙に私的な描写があるのはこのせいか。面白いといえば面白いのだろうけれど、インテリ臭が鼻につく感じが何とも。

2019/01/05

ぶんこ

厚ぼったい本でしたが、最後まで一気に読めたので面白かったとは思うのですが、なんだかモヤモヤ。原題が「ポンコツたち」というらしいのが他の方々の感想で知ったのですが、確かに色んな面で「ポンコツ」っぽい書店主オサムさんと妻桃子さん。常連客のピンキーちゃんやキタノさん、極め付けの由良さん。出てくる人皆がある意味愛すべきポンコツ部分があって楽しめたのかな。久美子さんと優樹さんがすったもんだの末無事結婚式も挙げられたし、おかしな獅子虎さんの人物像も最後にわかって、愛すべき人だったというオチも良かったです。

2019/11/30

tetsubun1000mg

冒頭は小説家の独り言で始まり、20代で下北に書店を開く頃を回想する。 常連客の久美子が結婚して、夫が交通事故で亡くなりその夫の実家の関西で一緒に暮らすようになった。   10何年か経って書店常連客が偶然久美子に会い、東京で仕事をして暮らすようになってから大きく話が動いていく。 孤児院で育った恋人との出会いと、親の反対などに対して店主と妻が中心となって二人を手助けして大きなクライマックスを迎える。 ただ、そのあとにもう一つの物語が語られて大きく盛り上がって終わる。 小説全体がクラッシックの楽曲のような印象。

2019/01/25

どぶねずみ

タイトルの意味をハッピーエンドになってから知った。室生犀星の詩で「どんなに地味でも花は咲かせて欲しい」との願いのようだ。親の愛情の受け方によって子どもの性格がガラリとかわってしまうものなんだな。必死に自分を主張して見せたり、他人の目を気にしてばかりになったり。でも、自分にとって何が一番大切なことか気づかずに大人になってしまう人もいる。人の心理って本当に難しいと感じる作品だった。

2019/11/16

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