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卒業するわたしたち (小学館文庫 か)

卒業するわたしたち (小学館文庫 か)

卒業するわたしたち (小学館文庫 か)

作家
加藤千恵
出版社
小学館
発売日
2016-02-05
ISBN
9784094062663
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卒業するわたしたち (小学館文庫 か) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

『卒業』シーズンならではのこの時期にピッタリな13編からなる短編集です。カトチエさんならではのいい意味であっさりしつつも、所々に深い文章、セリフが書き込まれています。人それぞれに何を卒業するか、何から卒業するか、本当に様々だと思いますが新たな旅立ち、スタートとして、その人にとってステキな『卒業』となってほしいですね。ショートショートレベルのボリュームなので、さらさらと読めていけるのが良かったです。何にせよ、小学、中学、高校時代の卒業は当たり前な話、一回きりですから、ステキな思い出にしておきたいですよね。

2024/03/08

ももんが

★★★★☆「卒業」という言葉を聞くと真っ先に頭に浮かぶのが中学の卒業式。中学の時より高校の時の方が学校生活は楽しかったのに高校の卒業式は覚えがない。たぶん、その後友達とカラオケに行ったからなのかσ(^_^;)この小説を読んで改めて思ったのが「卒業」=「学校」ではなく、恋愛や家族、出来事などいろいろな「卒業」があること。「別れ」よりも「卒業」の方が前に進むような感じがしていいなぁと感じました。これからも自分は「卒業」をどれだけしていくのだろう。朝井リョウさんとの対談があるのでそれを読むとまた楽しめます。

2016/03/23

sssakura

それぞれの始まりに短歌があり、はじめに読んだ時と、短編を読んだ後に読んだ時と、二度楽しめました。「春の雨」の短歌と「全て」の『今日、楽しかったけど、今日だけじゃなくてずっと楽しかった』という所が好き。朝井リョウさんとの対談も面白かったです。

2016/03/21

ピロ麻呂

加藤千恵の短歌×ショートストーリー集☆ やっぱり短歌がいい!難しい言葉を使わずシンプルだから心に響くヾ(≧∇≦) ストーリーについては、もうちょっと長い方がいいかも。ストーリーに入り込めず、あれ?これで終わり?的なものが多かったかな(^o^)

2016/02/07

ひめか*

高校卒業の時期に読みたい本に登録して以来やっと読んだ。学校の卒業の話かと思いきや、それに限らずいろんな意味での卒業が出てくる。短くさらっと読めてしまう。人生の様々な場面に卒業はあって、卒業はゴールで一つの目標みたいなものかなと感じた。朝井さんとの対談も嬉しい。確かに加藤さんはハッピーエンドでなかったり、続きがあるような終わり方だと思っていたが、人生は続いていくという言葉を聞いてしっくりきた。だから日常の延長戦上のように読めるのだろう。ハッピーエンドが好きだった私もカトチエの良さがわかるようになってきたよ。

2019/02/25

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