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フラダン (小学館文庫)

フラダン (小学館文庫)

フラダン (小学館文庫)

作家
古内一絵
出版社
小学館
発売日
2020-03-06
ISBN
9784094067545
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フラダン (小学館文庫) / 感想・レビュー

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mayu

東日本大震災後の福島。工業高校の数少ない女子が、男子を誘ってフラガール甲子園を目指す。相手の抱えている事情がわからないから踏み込めない。それ故のすれ違い。復興という言葉だけでは片付けられない被災者の気持ち。原発事故を起こした側の家族の気持ち。そんな中で何ができるのか。善意が独りよがりになっていないか。楽しい青春ばかりではなく考えさせられる内容だった。最後のフラガール甲子園、仲間っていいなと素直に思えた。社会人になってからフラを始めたけど、仲間と踊るのはやっぱり純粋に楽しい。

2020/08/08

くぅ

一気読み。実は二度ほど図書館から単行本を借りてくるも後回しの上読まなかった。書店で文庫化されたのを発見し、借りたらまた読まないかな?と思い切って購入。もっと早く読めばよかった。あの震災後も毎年各所で災害が起きている。毎度毎度心を痛めるが、それもまた勝手なような気もした。福島では今尚悲しみの中にいる人、立ち上がろうと食いしばっている人がいる。そんな人たちに何が出来るだろうか。それは本当に望まれることなのだろうか。青春小説として軽やかに楽しみつつ、とても考えさせられた。"復興"という言葉のなんと重いことか。

2020/07/11

ゆきりん

前半は『ウォーターボーイズ』っぽく『男子がフラダンス?腰振り??』な感じで楽しめ、後半は福島ならではの葛藤、同じ高校の生徒同士でも踏み込めない事情や温度差に読み手も悶々。この小説に出てくる男子はみんな心優しくて素敵です。私は文庫版を読みましたが、単行本の方の表紙が絶妙で男子4人(と浜子)の特徴がそのままで、びっくりです。文庫版の表紙は手に取りやすい感じで、こちらも良いです。

2020/06/09

bluelotus

★★★★☆ フラダンスでもありフラ男子でもある笑いのある青春物語であったが、原発事故後も福島に住む人々の苦しみに涙あり…の物語でもあった。そしてダンスシーンを文字で読んで鳥肌が立ったのは初めてだった。

2020/04/06

しーさん

工業高校のフラダンス愛好会。少ない女生徒とともに4人の男子高校生がフラガールズ甲子園出場を目指すお話。震災から5年後の、当時小学生だった彼らが高校生になった福島が舞台であることが重要な伏線となっている。穣の正しさを見つけて認めてくれる人たちがいて、そこは穣にとっても自分の存在価値を感じられる場所になった。仲間の傷つきを見て見ぬふりをするのではなく、一緒に乗り越えるにはどうすればいいのか考え行動して成長していく。できすぎ感もあるけれど、青春の甘酸っぱさや不条理も混ぜながら一生懸命な高校生が描かれている。

2020/07/06

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