KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

処方箋のないクリニック (小学館文庫 せ 2-10)

処方箋のないクリニック (小学館文庫 せ 2-10)

処方箋のないクリニック (小学館文庫 せ 2-10)

作家
仙川環
出版社
小学館
発売日
2023-09-06
ISBN
9784094072914
amazonで購入する Kindle版を購入する

処方箋のないクリニック (小学館文庫 せ 2-10) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

カブ

古い洋館で医療よろず相談のクリニックを開業している青島倫太郎と患者たちの連作短篇集。医者嫌いと言ってたおじいちゃんがファンになるほど青島先生は人気者。こんな先生に診てもらいたい!

2024/02/06

のんちゃん

倫太郎は弟が理事長の病院の一角、古びた平屋で総合内科という医療相談所を開設している。ここは医療に対する患者の質問を丁寧に聞き取り、その不安を取り除く事に重きを置いた診察室。採算の取れないこの診察室を弟理事長は認めない。だが、ここを訪れる患者とその家族は倫太郎の話から時に頑なになった考えを改め、自身の問題に納得していく。どの症例も身近な罹患者の多い、又は最近流行りの事案だ。多くの医療機関がこの様な科を置いてくれると、採算上は問題もあるが、医療訴訟等は減るのではないかと思う。どの話も納得のいく帰結だった。

2023/11/11

Kazuko Ohta

白衣高血圧の私は『血圧陰謀論』に興味を引かれて読み始めました。でも結果的にいちばんあれこれ考えさせられたのは『奇跡のメソッド』。長期間手指の湿疹に悩まされていましたが、約10年前、もうステロイドが効かなくなっていると感じ、思いきって脱ステ脱保湿に挑戦した過去があります。このタイトルにこの装丁ならばひたすら和みながら読める話だろうと思っていたけれど、弟が癌になったときには自由診療の医師の話も聴きに行ったこともあったりして、私にとっては心穏やかではいられない話となりました。これが自由診療でなくなればいいなぁ。

2024/02/06

みこ

ハーフパンツ姿でスイーツを求めて女性ばかりの列に並ぶ変わり者の医師青島倫太郎は相手の気持ちに寄り添うことを信条とし、実家の総合病院の片隅に総合内科というよろず相談所を開く。採算が取れないと言いながら第一章から少しずつ口コミが広がってそうな雰囲気。エリート医師だった倫太郎が総合内科を開こうと思った経緯などまだまだ知りたいことも多いのでこのままシリーズ化してくれないだろうか。

2024/01/24

よつば

伊良部&マユミならぬ倫太郎&ミカの医師&看護師コンビ。伊良部先生ほどぶっ飛んでなくて、ハーフパンツを履いている以外は真っ当、優秀な医師。医療では治せない悩みを解決する、ハートフルなお話。もうちょっと変わり者でもよかったのでは、と思うのは伊良部先生の影響???

2024/03/02

感想・レビューをもっと見る