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日曜日のアイスが溶けるまで (小学館文庫 し 10-1)

日曜日のアイスが溶けるまで (小学館文庫 し 10-1)

日曜日のアイスが溶けるまで (小学館文庫 し 10-1)

作家
清水マリコ
出版社
小学館
発売日
2010-07-06
ISBN
9784094085235
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日曜日のアイスが溶けるまで (小学館文庫 し 10-1) / 感想・レビュー

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せかんど

26歳の京子の中に10歳の京子がいて、自分の想像の世界だけにとどまらず、現実社会にもその10歳の京子を登場させてしまうところが怖い。狂気。アイス君の存在ってなんなのかがよくわかりませんでした。でも自分の中に子どもの自分もいる感覚はわかるなぁ。ここまでにはなれないし、自分でストップかけるけど。

2014/10/13

桜流し

再読。帯の"16年前に出会った初恋の少年と、もう一度恋に落ちるファンタジック・ラブストーリー!"…こう言えば聞こえが良いけれど、サイコホラーの方がしっくりくるなぁ。主人公の女性の、現実と妄想の区別がついていないところが見ていて痛々しかったです。後書きにあった、「26歳でこれはない」という読者の声に対して著者がそんなことはないと否定していましたが、私にも「これはない」としか思えなかったです;二度目に読むとまた違うかなと思って再読しましたが、繰り返されるスパイごっこが辛いだけでした。

2013/12/04

asdfg

後半の虚構と妄想が入り混じったところは、痛々しくて読むのが辛かった。全体的になんとなくわかったような気もするし、わからなかったような気もする。なんとも言えない作品だった。

2019/03/30

ゆえひろき

うーん、一度途中まで読んで放置していたので、再度頭から読み直しました。だから冒頭の数十ページは繰り返し読んでいます。で、結論。なるほど、これは読んでるときの精神状態が良くないと辛くなるんだ。だから最初は途中で放置して逃げてたんだな私。 正直、「痛い」話です。落とし所も賛否両論だと思います。それでもいいやという人は読んでみてください。

2011/10/18

卯月

妄想と現実の区別がつかなくなっていく女性の物語、に感じる。序盤から妄想癖のようなものは感じられたが、まさか最後まで妄想をする、しかもそれを現実に持ち出し子どものように暴れ、周りの人間を巻き込むとは思いもしなかった。最後辺りの妄想に呑み込まれているかのような文章というか、主人公の行動には恐怖さえ覚える。良くも悪くも印象に残る作品だった。

2010/12/20

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