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飛べない蝶と空の鯱 3: たゆたう島の郵便箱 (ガガガ文庫 て 1-3)

飛べない蝶と空の鯱 3: たゆたう島の郵便箱 (ガガガ文庫 て 1-3)

飛べない蝶と空の鯱 3: たゆたう島の郵便箱 (ガガガ文庫 て 1-3)

作家
手島 史詞
鵜飼沙樹
出版社
小学館
発売日
2013-01-18
ISBN
9784094513899
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飛べない蝶と空の鯱 3: たゆたう島の郵便箱 (ガガガ文庫 て 1-3) / 感想・レビュー

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ひめありす@灯れ松明の火

封書にしまわれた過去の記憶は、少年が駆けた、少女の為の空の物語。涙の形の翅をはやした空飛ぶ蝶々と、一匹の鯱が出会い、一人の少年と一人の少女が再び出会った北の空の記憶。さあ、眠れる子よ、目覚めて。雛鳥の時は終わりを告げました。風を、私の想いを感じて。貴方が空を望むなら、空もまた貴方を望むでしょう。貴方との八カ月の間に声でなくとも心は伝わると知りました。もしも私の翅を使い、貴方が数多の敵に向かって牙を剥くのであれば、私達最強のバディになれる。遙かな空の彼方も、空の底も、霧の記憶も、黄昏の敵も、私達には敵わない

2013/03/26

よっち

『蝶と鯱』に現れた怪しい大男が託した封書の配達先は、かつて二人が裏切られ、ジェシカが羽を奪われた男ビルギッドだったというお話。語られる過去に叙述トリックがあったりで、やや分かり辛い部分もありましたが、そんな相手と対する過程で過去のいきさつや、ビルギッドが羽を奪った理由も明らかにされ、ウィルとジェカもついに弱点を補う合うだけでない信頼関係、お互いの長所を最大限に活かすような成長も見られました。終盤でジェシカの過去や、ビルギッドを案じる大男の正体も示唆されて、新章を迎える次巻以降の新展開に期待したいです。

2014/01/18

ゴローさん

ウィルとジェシカの出会い、そしてビルギッドとの因縁が明らかとなる3巻。この頃のジェシカもこれはこれで可愛い!2人の成長が顕著に現れ始め面白くなってきました。ビルギッドとセラに2人が切ない…すぐ近くにいるのに。しかしジェシカはどうして霧妖になったのでしょうか…?2人が出会った当時からなにか不思議な力があった様ですがそれも第八の鍵と関係しているのでしょうか。次回から新章で北の大陸に向かいそこでも様々な事件が巻き起こる様で楽しみです。

2013/06/14

クロウ

最高に面白いです。ウィルとジェシカの過去が明らかになる今回。過去と現実が交互に出てくるので人物名がごっちゃになったけど、最後はなんとか理解。なんといっても魅力的なのはこの世界観。イラストも相乗効果でこの美しい世界観を作り上げています。ウィルとジェシカ、それぞれの成長が見られて良かった。ジェシカが俺の中でもトップクラスのヒロイン。

2014/04/15

シュエパイ

振り返って語られる、過去の出会いの物語。封書へうっかり記してしまった真実に、死にそうなほど悶える二人が愉快でした。手をぺろぺろしたです、って(笑)あぁ、きっとこのまま、大事な宝物としてしまいこまれるんだろうなw 翻って現代のお届け先にて、記憶の軌跡をなぞるように、二人で超えたシーンが、鮮やかに目の前に広がりました。あぁ、やっぱりこの方の描く空のシーン、素敵だなぁ♪

2013/02/12

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