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胚培養士(はいばいようし)ミズイロ (4) (ビッグスピリッツコミックススペシャル)

胚培養士(はいばいようし)ミズイロ (4) (ビッグスピリッツコミックススペシャル)

胚培養士(はいばいようし)ミズイロ (4) (ビッグスピリッツコミックススペシャル)

作家
おかざき真里
出版社
小学館
発売日
2024-01-30
ISBN
9784098627219
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胚培養士(はいばいようし)ミズイロ (4) (ビッグスピリッツコミックススペシャル) / 感想・レビュー

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kayo

叶えたい夢が砕けた人(新人胚培養士の斉藤さん)、夢が砕けそうな人(不妊治療中の復興庁勤務の豪田さん)。そんな彼女たちをそれでも前に進ませようとする光が、「受精(妊娠)」という神秘にあるのでしょう。結婚や出産はコスパが悪いと言われる昨今の中、不妊の治療をする側、治療を受ける側双方のふんばりを応援せずにはいられません。一人の人生、子がある人生、子がない人生、どれもあって、どれも真っ直ぐな生き方です。ただ子を得たことの喜びを享受し、その重さを引き受けた者を、コスパがどうとかで否定はしないで欲しいです。

2024/01/31

陸抗

不妊治療は男女不平等だ!だって、普通に外に出ないものを無理やり外に出すんだもん。痛みも不安もあるのに、それを理解しようとしない夫には不満も溜まるよね。知識をつけて、気持ちに寄り添って欲しかった。本当それ。患者の視点、胚培養士の視点、卵の向き合い方は同じようで違うか。

2024/03/23

りー

東日本大震災で夢を絶たれた方たちが今もいるのだと突きつけられた気がした。住めなくなったあの土地と引き換えに電力を消費して安楽な生活を送る自分の罪深さ…。さて、今回は仕事への覚悟が描かれるた。「やりたい」「やってみたい」だけでは届かない、直接命を扱う仕事。その重さを知れば知るほど指先が震える。思考が混乱する。でも、重さを知らない人は扱ってはいけない。子どもを産むことが当たり前ではなくなった時代だからこその物語だなと思う。改めてこの物語を読めて良かった。

2024/02/10

空のかなた

「不妊治療は男女不平等な医療」、採卵のスケジュール1つとっても直前まで仕事とのの調整になる、復興庁の女性が仕事を諦める決断をするシーンから始まる。しかも上司の男性は「ピルや薬で治療のスケジュールを仕事とかぶらないようにコントロールできないものか」と簡単に言葉を発する。無知から来る罪。胚培養士の水沢の台詞も気づきが多い。「患者は辛い。努力が必ずしも結果に結びつかない。さの中で患者本人が周りに説明し説得しなきゃいけない、自分でも葛藤を抱えているにも関わらず」、夫もさえも「そこまでやって子供はできるの?」と。

2024/04/20

星落秋風五丈原

福島のことがからんできましたか。

2024/01/31

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