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あらあらかしこ (1) (フラワーコミックス)

あらあらかしこ (1) (フラワーコミックス)

あらあらかしこ (1) (フラワーコミックス)

作家
波津彬子
出版社
小学館
発売日
2023-10-10
ISBN
9784098723607
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あらあらかしこ (1) (フラワーコミックス) / 感想・レビュー

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ぐうぐう

タイトルが示すように、手紙をモチーフにした波津彬子の新作。謎が柔らかく、そしてこちらの想像の余地を残す余白が、とても心地いい。また、東京にいながら旅漫画としても楽しめる趣向が巧みだ。高村紫汞の元に届く差出人不明の手紙の主の正体は、なんとなく推測できるが、当たっていてもハズレていても、この漫画の評価に揺るぎはないはずだ。それほどに『あらあらかしこ』は面白い。

2023/10/15

しましまこ

嬉しい新シリーズは明治末から大正あたり、天狗も妖怪も幽霊だってちゃんといた時代。小説家の先生と訳あり書生さん+ステキに大きな猫さまのちょっぴり不思議な日常。次巻も楽しみ!

2023/10/13

P太郎 ̄(=∵=) ̄

大正ロマン情緒溢れる新作♪憧れの小説家、高村先生のお宅に住み込む書生の深山くん。先生の随筆を清書するんだけど、それは差出人の書いてない手紙。旅先で聞いた不思議な民話・伝承を語る手紙だが、どこかで深山くんの生活にリンクしてくる。謎の差出人、謎の多い先生、どこから来たのかわからない深山くん、妖しい猫、と全体的に幻想的で非常によろしい♪

2023/12/24

そのじつ

雨柳堂のようにすこし不思議なお話が毎話紹介されるのだけど、郷土史に記録されている昔話のような趣があって凄く好み。明治期の小説家と書生が主要人物なのもいい雰囲気。書生に突進してくる丸い猫・櫨染さんがまたいい。浅草が舞台の今戸焼の猫の話が良かったし、猫の置物の絵がとても好き。とにかくいろいろツボったシリーズ。続きも楽しみにしています。

2023/11/13

ほうじ茶子

時代は大正から昭和初期のころ、小説家高村先生のところに届く、訪れた土地で耳にしたちょっと不思議な話の書かれた手紙。差出人のないその手紙を、書生の深山くんが清書する形でお話が進んでいきます。第一話が猫坂という、奈良の東大寺のお話なんですが本当なんでしょうか?他にも猫の盧染さんが飼われていてなんともいえない福々しいお顔。ゆるゆるとしててすごく好きな塩梅な作品です。

2024/01/24

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