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すべて忘れてしまうから (新潮文庫)

すべて忘れてしまうから (新潮文庫)

すべて忘れてしまうから (新潮文庫)

作家
燃え殻
出版社
新潮社
発売日
2022-07-28
ISBN
9784101003528
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ジャンル

すべて忘れてしまうから (新潮文庫) / 感想・レビュー

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エッセイ。読み始めてすぐ、この人の文体が好きだなぁと思いました。燃え殻さんの小説未読ですが読みたくなりました。同じような経験をしたこともないし、共感することもそんなにないのに何故か惹き込まれました。文章が完結で、自然体で、親しみがある感じがしました。頻尿すぎて大事な場面でいつもトイレを我慢出来なくなる話や、嘘をつく友人がいてその嘘を楽しんでいる話は面白かったです。

2022/08/01

ホッパー

エッセイ。やるせない気持ちになる過去の話がしばしば出てくる。人生にある理不尽さを包み隠さず見せてくる。全て割り切れた話ばかりでないのが、この本の魅力なのかもしれない。

2022/09/18

はつばあば

ドラマもラジオにも縁の無い生活を送っている婆に「燃え殻」さんなんて作家さんがいてはるんや~と読み友さんの読まれたと言う本と作家名にしばしぼ~っと。凄い繊細で生きづらいやろなぁと思うけれど強かにこの世を渡ってきてはる。それ、幸運の星の元に生まれてきてはるんやでと呟く。エッセイって好きじゃなかったけどこの本は落ち込んだ時に・・人がトントンと肩を叩いてくれる温かさに似ている。なんか大事な本になった気がする。でもすべて忘れてしまうんでしょうね・・・それでいいのかなぁ。

2022/11/21

おさむ

テレ東の阿部寛さん主演ドラマの原作本を、空港の書店で買って機内で読了。フライト中に読み切るのにぴったりの内容と分量。世代的には微妙に違うが、なぜか燃え殻さんの文章にはシンパシーを感じてしまう。 なんでかなとずっと思っていた。町田康の解説文を読んで、理由がわかった。「永遠のワンパターン」だから。いつも昔語りで、未来の話は一切なし。エピソードは、どちらかというと、明るい話よりも暗い話の方が多いが、どこかクスリと笑える。

2023/11/23

ヨノスケ

「燃え殻」さんという、とても変わったペンネームの作家さんによるエッセイ。この名前は自虐的な人?というイメージだが、読んでみると普通の人が心の中で普通に思っていることを暴露してくれている、とても親近感が持てる人だとういことがわかった。過去に想いを馳せて、さまざまな人との出会い、失敗談、笑いに、悲しみ。短く単体構成であるこのエッセイ集を読んでいると不思議と生きる活力が湧いてくる。ふと現れる思い出に浸り、また忘れていくのも良いものだと思った。

2023/06/17

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