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覇王の譜 (新潮文庫)

覇王の譜 (新潮文庫)

覇王の譜 (新潮文庫)

作家
橋本長道
出版社
新潮社
発売日
2022-08-29
ISBN
9784101041810
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ジャンル

覇王の譜 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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じいじ

将棋とは、一手先に相手の王将を打ち取った方が「勝ち」の単純明快なゲームである。でも、プロの棋士たちは、これに命を懸けて戦っているのである。さて今作は、天才少年とうたわれたが、伸び悩んみ四段で足踏みするプロ棋士の直江を描いた物語。一時、将棋のプロを目指した著者だけに、緊迫の臨場感や緊張する対戦者の鼓動がヒシヒシと伝わってきた。そんな中、直江が師匠の頼みで、生意気なガキと一戦交える場面が面白かった。勝って当然、負ければ大恥…の割の合わない勝負である。読み応え充分の一冊。読み終えて、久々に将棋を指したくなった。

2022/10/04

優希

青年将棋師の格闘と成長の物語です。将棋をよく知らないので退屈に感じてしまいました。

2023/08/23

よっち

プロになって7年。将来を嘱望されながら未だC級2組に留まっている直江が、王座としてトップ棋士の一員となった奨励会同期の剛力英明に挑む将棋小説。旧友との間に開いた目も眩むような格差。諦めかけていた彼の転機となった京都の天才少年・高遠拓未との邂逅、棋界の第一人者・北神との対局、そして現在の師である師村の猛特訓。これまで最底辺だった境遇から這い上がろうとする直江が自分の実力を信じ続けることは容易ではなくて、高い壁に何度も跳ね返されながら、それでも諦めず挑み続ける熱い展開とその結末にはぐっと来るものがありました。

2022/10/12

KEI

棋士を目指し一時期は奨励会にも入っていたという著者だけに将棋の世界の緊張感があった。主人公・直江が宿命のライバルや天才少年、師匠との出会いから足踏みしていた状態から覚醒していく一棋士の成長記だった。残念ながら藤井六冠の勝敗やおやつぐらいしか将棋の世界は知らない。将棋用語も分からないが読んでいて、対局の迫力が伝わって来た。これでもっと将棋の知識があればより面白く読めただろう。

2023/05/08

緋莢

「お前は一流になれんよ」順位戦C級2組からの昇級をかけた対局にやぶれた直江大。7年間昇級出来ない直江とは対照的に、奨励会同期入会の剛力英明は、B級1組で王座を保持していた。ある日、直江は、師匠から、天才的な才能を持つが、棋士にならないという少年を説得してほしいと依頼され…元奨励会(1級で退会)で、『サラの柔らかな香車』など 将棋小説を書いている著者。話しの展開自体はオーソドックスで、はるか先を行っている棋士から、酷なことを言われた男が、奮起して、様々なことを重ねて、強くなっていくというもの(続く

2023/11/16

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