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やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記 (新潮文庫)

やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記 (新潮文庫)

やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記 (新潮文庫)

作家
小松左京
出版社
新潮社
発売日
2018-09-28
ISBN
9784101097121
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やぶれかぶれ青春記・大阪万博奮闘記 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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くまさん

 青春と社会の未来についてここまで明確に語れる人は少ない。「青春という、一種猛烈な、熱病的状態を通過するために、そのはげしい動揺をたえぬく力も、青春という状態そのものの中に、ちゃんと備わっている」。自己破壊もまた、新たな自分を作り出す契機である。万博や情報が架け橋となって目指される明日は、「数々の矛盾や軋轢が、少しでもよいよい方向に解決され〔中略〕よりゆたかで、より苦痛が緩和され、それぞれの特性に応じて、より充実した生をおくることのできるような世界」なのだ。SFを書く動機も明かされる。納得の連続だった。

2019/01/09

牧神の午後

中学2年か3年の時、当時のNHKラジオ講座「中学生の勉強室」で取り上げられたのが「やぶれかぶれ青春記」。時代背景もあるのだけど、それ以上に鬱屈感で決してきらきらしてない青春に親近感を覚えて、旧制高校の自由闊達さへの憧れは、のちの自分の進路にも影響を及ぼされた。「次」の大阪万博が謳われる中、単なる通商・物産展じゃない理念はどこにあるのだろう?とフィルアップを読んで考えさせられたり。

2020/06/21

ダージリン

小松左京のエネルギッシュで熱量溢れる書きっぷりが特に強く出ている気がする。戦中・戦後の混乱を経験したこの世代は、それ以降の世代と決定的にどこか違っている気がするが、青春期にこれだけの強烈な経験をしていれば、それも頷ける。「やぶれかぶれ青春記」だけでなく「大阪万博奮闘記」も熱い。万博を契機として、あるべき未来を見据えていこうとする使命感や、万博への強い思いを持った関わり方の背景に、青春時代に刻印された戦時中の経験がはっきりと窺える。

2019/11/20

hirayama46

中編サイズのノンフィクションを2編収録。「大阪万博奮闘記」はものすごく大きなドラマは無く、淡々とした調子で進みますが、文化や文明に関する記述は穏やかなインテリジェンスがあり楽しめました。「やぶれかぶれ青春記」は戦中から戦後まもない時期を描いた自伝的エッセイ。こうして振り返ると本当にひどい時代ですね……。戦争に良い観点なんてひとつもないですよね。

2019/01/06

onepei

旧制高校生はいいなあ

2019/11/06

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