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不信のとき〈上〉 (新潮文庫)

不信のとき〈上〉 (新潮文庫)

不信のとき〈上〉 (新潮文庫)

作家
有吉佐和子
出版社
新潮社
発売日
2006-06-27
ISBN
9784101132228
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不信のとき〈上〉 (新潮文庫) / 感想・レビュー

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Satomi

50年ほど前の作品。まだ家に電話が無い時代。男たちは時代は変わっても浮気を繰り返す。電話が無くてもなんとかして連絡をとり、アリバイ工作をして愛人と逢瀬を重ねる。ねぇー、なんだかねぇー。何も望みません、あなたの子供を産ませて下さいって、そんなに都合のイイ愛人はいませんよ。…ホントに男は浅はかでバカだ。妻と愛人の復讐が始まりそうな予感を感じつつ下巻へ…。

2015/09/30

Atsushi

まだ土曜日が半ドンだった頃、会社に先輩の奥様から電話があった。先輩は外出中で、その旨伝えたところ、「今日から一泊の社内旅行と聞いておりますが、忘れ物をしたので」と何やら意味不明なお言葉。「そんな予定はありません」と若気の至りで正直に言ってしまった。男の浮気と女の復讐を描いた長編、いざ下巻へ。

2018/06/06

ぐうぐう

有吉佐和子が昭和42年、日本経済新聞に連載した『不信のとき』。男の不倫劇が描かれているのだが、実にうまい。四十代中年男の主人公・浅井の人物造形が巧みで、馬鹿なことをやっているものの、どこか可愛くも見えてくるのだ(昨年刊行された桐野夏生の『猿の見る夢』が平成版『不信のとき』であったことを、今更ながらに気付かされる)。もう一人の不倫男、六十代の小柳が対照的なキャラとして配置されているのも、さすが。女性である有吉が、どうしてここまで男の心理をリアルに描けるのか、不思議で仕方がない。(つづく)

2017/01/09

これでいいのだ@ヘタレ女王

ったく!男って馬鹿な生き物だ、、、と、思いつつ、自分が男性だったら 魔がさして こんな傲慢な行動をとるのかな、、、まぁ、そんな自信も甲斐性も無いけれど、、と思いつつ読んだ。恍惚の人も そうだが著者は未来に起こりうる問題を見通せる眼力があったなぁ。

2015/04/11

背番号10@せばてん。

2007年9月7日読了。あらすじは忘却の彼方。ちなみに、過去、映画化1回、ドラマ化4回。歴代の道子役は、岡田茉莉子(1968)、草笛光子(1968)、白木万理(1978)、加賀まりこ(1984)、米倉涼子(2006)。

2007/09/07

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