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項羽と劉邦(中) (新潮文庫)

項羽と劉邦(中) (新潮文庫)

項羽と劉邦(中) (新潮文庫)

作家
司馬遼太郎
出版社
新潮社
発売日
1984-09-27
ISBN
9784101152325
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項羽と劉邦(中) (新潮文庫) / 感想・レビュー

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W-G

張良や韓信といった漢軍エース級が続々登場し、先への期待感は膨らむものの、終盤までひたすら項羽を恐れて、逃げと籠城を繰り返す劉邦の図が繰り返され、案外と展開に起伏がない。最後の二章『陳平の毒』と『紀信の悪口癖』あたりから、じわじわと漢の逆襲が匂い立ち良い引きになっている。彭城に入ってからの劉邦の駄目っぷりが凄まじく、人格面を見ても読んでいて呆れるばかりになるが、そこから巻き返せたという事実自体がひとつの教訓話。大器を感じるような感じないような、絶妙なラインの描写。下巻は戦場面の連続になりそうで楽しみ。

2021/07/06

mariya926

まったく基礎知識がないので難しかったけど、面白かったです。大陸のリーダーはこんな人がなれるのかという目で読みました。何より裏切り者でも使うという人を見る目、人を使う器が必要ですが、時代の流れというか運も重要なんだなと思いました。返却期限があったのでかなり頑張って読みました!!後一冊!!

2023/02/21

いこ

楚の懐王の言葉「先に関中へ入る者を関王とする」を受け、項羽軍・劉邦軍は別々に関中を目指す。先着は劉邦軍。しかし、失策から後着の項羽を怒らせ、降伏。漢中を与えられ漢王となる。ここから漢(劉邦)と楚(項羽)の度重なる激闘が始まる。項羽は、強いけれど残忍で、敗兵等を生き埋めにするのが趣味。一方の劉邦は、いくさはまるで駄目だけれど、どこかかわいげがあり人に好かれる。このどちらが天下をとるかは下巻へ。歴史モノ、少し慣れてきたぞ。何日も読んでいたこの本が、子供の頃から親しんできた絵本みたいに、とても好きになった。

2020/12/19

ゲンキ

いよいよ、項羽(楚軍)と劉邦(漢軍)の戦いが始まります。項羽はめちゃくちゃ強いです。劉邦はめちゃくちゃ弱いです。中巻では結局、劉邦が籠城していた城から逃げるところで終わります。人の登用の仕方が2人では全く違いますが、それが最終巻でどう影響してくるかが、楽しみです🙋

2022/01/09

いこ

最初の30頁程は、上巻と同じで読めない漢字が気になって、膨大なメモを残しながら読む。でも、気づいたら「あれ?」メモもとらずに150頁程の所に辿り着いていた。物語が動き出したからだろうか?歴史モノの先輩が仰るように、よく出てくる名前は記号みたいに頭の中を流れていく。あれれ?難 漢字もあまり気にならないなぁ、と思っているうちに読了。しかし、一番前の方、漢字ばかり気にして内容がよくわからなかった、前半だけ読み返そう、と思ったら、まさかの全頁二度読みをやってしまった。再読レビューへGO!

2020/12/13

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