ああ、恥ずかし (新潮文庫)
ああ、恥ずかし (新潮文庫) / 感想・レビュー
じいじ
不肖私、生来の気短かで、せっかちな性格は80歳を前にしても治すことができない。これが仇となって数々の恥ずかしい失敗を重ねてきた。(あらかた忘れてしまいましたが…(笑)本作は、70名余の女性著名人の「恥ずかしい」話を綴った一冊である。思わず声を出して笑ってしまう話も…。作家・角田さんが、ある日遭遇した突然の大雨。ずぶ濡れになった裸体が透けてしまった話には、助平心まる出しで妄想してしまった。70名は多すぎて似た話も…。昔読んでめっちゃ面白かった『泥酔懺悔』のように20名以下に絞り込んだらよかったのでは…。
2021/03/24
dorebook
あぁ面白い! 人が恥ずかしいと思うほど、なんて可愛いんだろう。そして【よかった。私だけではなかったのだ・・】うふ、御意。そして「あるある」と単純に笑い、自分の失敗を笑い飛ばしたい。例えば・・便器に嵌りかけたこと。例えばESLで降下する時ガン見されてロングの巻きスカートが開けていたことを知った時・・あぁ、どうしようもなく「なかったこと」にしたかったその瞬間。そしてちょっぴり、勇気あるこの作品の70名の告白に「よかった、私そこまで恥かかなかった」の根拠のない優越感。もう、私自身も一緒に笑い飛ばそう。
2017/10/10
siro
著名な方々のああ、恥ずかし話。女性の方ばかりというのもあるのか、実は私も同じ事を…という話もあって「私だけではなかった。良かった。」と思わずにはいられない。人のやっちまった話は面白い。でも読んでると過去の秘密の引き出しが勝手に開いて「あんなこと」や「こんなこと」が走馬灯のように頭を駆け巡り「あ"ー!!」と叫んでしまうので注意が必要ですよ(笑)
2015/02/24
kinkin
女性ばかり70人の恥ずかしい話を集めた本。私も歯医者の診療が終わって会計を待っていたとき気づいたのが、ズボンのファスナーが全開だったこと。 口も開けていたがファスナーまで開けていたとは・・・・
2014/06/26
佐島楓
恥ずかしい体験というのは、その受け止め方で人間の本質をよく表す鏡のようなものかもしれない、と思った。
2014/10/18
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