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阿川佐和子

阿川佐和子 写真=冨永智子
職業・肩書き
作家
ふりがな
あがわ・さわこ

プロフィール

最終更新 : 2019-11-20

1953年、東京都生まれ。99年『ウメ子』で坪田譲治文学賞を受賞。2012年、人の話を聞くコツ、引き出すコツをまとめた『聞く力 心をひらく35のヒント』、14年、『叱られる力 聞く力 2』が、ともにベストセラーに。父で作家の阿川弘之氏との思い出を綴った『強父論』や、医師・大塚宣夫氏との対談集『看る力 アガワ流介護入門』も話題。『ビートたけしのTVタックル』(テレビ朝日系)、『サワコの朝』(TBS系)に出演。『週刊文春』で『阿川佐和子のこの人に会いたい』を連載。

受賞歴

最終更新 : 2019-11-20

1999年
『ああ言えばこう食う』第15回講談社エッセイ賞
2000年
『ウメ子』第15回坪田譲治文学賞
2014年
第62回菊池寛賞
2018年
橋田賞

「阿川佐和子」のおすすめ記事・レビュー

阿川佐和子さん「無理にコミュニケーションは取らなくていい」“対話の達人”に聞いた現代社会の会話のヒントは、強迫観念を捨てること【インタビュー】

阿川佐和子さん「無理にコミュニケーションは取らなくていい」“対話の達人”に聞いた現代社会の会話のヒントは、強迫観念を捨てること【インタビュー】

 大ベストセラーとなった『聞く力 心を開く35のヒント』(文藝春秋)に続き、このほど上梓した『話す力 心をつかむ44のヒント』(文藝春秋)も大好評の阿川佐和子さん。長年『週刊文春』の対談を担当されている「対話の達人」によるコミュニケーション指南とあって注目が集まるのも当然だろう。そんな阿川さんにセンシティブな「現代のコミュニケーション」についてお話をうかがった。

『話す力 心をつかむ44のヒント』(阿川佐和子/文藝春秋)

最初は「相手の気持ち」を考えることから

――『話す力 心をつかむ44のヒント』が現在10万部と大ヒット中ですね。

阿川佐和子さん(以下、阿川):10年前に『聞く力』で初めて新書を出したんですが、最初こそ「新書なんて書けない」と思っていたんです。学術的な匂いがするのに、私にはぜんぜんノウハウないですから。そのときちょうど『週刊文春』の対談が20年で、担当の方から「エピソードをひとつずつ書けばいいですよ」って言われて、書くことにしました。ただ「大事なことは○○です」と解説なんかできないけれど、結果として「これは大事だ」みたいに思うことは出…

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阿川佐和子さん「結婚しない十得」も考えた。「結婚はいいわよ!」と言ったら、みんなカチンとくるよ(笑)

阿川佐和子さん「結婚しない十得」も考えた。「結婚はいいわよ!」と言ったら、みんなカチンとくるよ(笑)

©清水朝子

 エッセイスト、作家、インタビュアー、女優と様々なジャンルで活躍される阿川佐和子さん。このたび『婦人公論』に2016年から連載中のエッセイ「見上げれば三日月」から、よりすぐった42編をまとめた『いい女、ふだんブッ散らかしており』(中央公論新社)を上梓されました。文章から滲み出すユーモア、失敗をあっけらかんと笑い飛ばすなど、人生を軽やかに生きる阿川さんに楽しく生きるコツを伺いました。

■私は「短期悲観主義」で「長期楽観主義」

――2015年、お父様で作家の阿川弘之さんが亡くなり、ご高齢のお母様の介護が始まる、さらに2017年にはご結婚されるなど、エッセイ連載中のここ数年、いろいろと変化がありましたね。

阿川佐和子氏(以下、阿川) 私自身はあまり変わってないつもりですけど、勤めている先がずーっと同じ場所で、同じ人間関係で、ということがないんです。その都度、人間関係も自ずと変わっていくし、仕事内容も変わっていくから、ある意味で新鮮なことを繰り返し、時間に追われることも毎回それなりに繰り返してるから、忙しさとか「ああ、どうしよう」と慌てふため…

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「みんな大変な時期が10年、20年続くとは思っていない」 阿川佐和子が、リアルな介護体験を詰め込んだ『ことことこーこ』

「みんな大変な時期が10年、20年続くとは思っていない」 阿川佐和子が、リアルな介護体験を詰め込んだ『ことことこーこ』

 「がんばってやっちゃいましょう!」  この日のインタビュー開始は夜の9時。阿川佐和子さんは、テレビのレギュラー番組の収録の後、スタジオに駆けつけてくれた。疲れた顔も見せず、テレビで見る通りの明るい声や雰囲気に、場が和む。  テレビや雑誌のインタビュアーとして無二の存在感を放ち、エッセイの名手としても人気。小説家としてもデビューからもうすぐ20年を数える。2008年には、恋愛や結婚をモチーフに7人の女性心理に迫った『婚約のあとで』(新潮文庫)で島清恋愛文学賞を受賞。下町の豆腐屋育ちの新米検事・凛々子が持ち前の正義感で難事件に挑む『正義のセ』シリーズは、ドラマ化もされた。  そんな阿川さんの最新刊『ことことこーこ』は、自身初の新聞連載をまとめたもの。

阿川佐和子 あがわ・さわこ●1953年、東京都生まれ。99年『ウメ子』で坪田譲治文学賞を受賞。2012年、人の話を聞くコツ、引き出すコツをまとめた『聞く力 心をひらく35のヒント』、14年、『叱られる力 聞く力 2』が、ともにベストセラーに。父で作家の阿川弘之氏との思い出を綴った『強父論』や、医師・大…

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吉高由里子主演ドラマ「正義のセ」放送スタート! 「これから成長する様子が楽しみ」

吉高由里子主演ドラマ「正義のセ」放送スタート! 「これから成長する様子が楽しみ」

『正義のセ ユウズウキカンチンで何が悪い!』(阿川佐和子/KADOKAWA)

 2018年4月11日(水)、阿川佐和子の小説を原作としたドラマ「正義のセ」が放送を開始した。奮闘する主人公・竹村凜々子(吉高由里子)の姿に、ネット上では「これから成長する様子が楽しみだな」「自分の正義を信じて突っ走っていく感じがかっこいい!」と話題になっている。

 同作は、検事になって2年目の凜々子が持ち前の正義感で様々な事件に立ち向かう“痛快お仕事コメディー”。まだまだ駆け出しの検事が、仲間を巻き込みながらも事件解決に取り組む姿が描かれている。

 第1話で凜々子は横浜地検の港南支部に配属され、早速ある傷害事件の取り調べをすることに。事務官の相原勉(安田顕)と共に事件解決に挑むが、被疑者と被害者の意見は真っ向から対立。嫌味な物言いをする被疑者に腹を立てた凜々子は、つい感情的になってしまい―。

 作中には凜々子の恋人・中牟田優希(大野拓朗)も登場。お互いに仕事の合間を縫って連絡を取り合うが、中々都合が合わずデートが流れてしまう場面も。仕事や恋に翻弄される凜々子の姿に、視聴者か…

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阿川佐和子節炸裂!「バブル期」をキーワードに、チャーミングに年を重ねるコツを痛快に語る

阿川佐和子節炸裂!「バブル期」をキーワードに、チャーミングに年を重ねるコツを痛快に語る

 人気エッセイスト・阿川佐和子の結婚後初となるエッセイ『バブルノタシナミ』が、2017年7月19日(水)に発売された。

六十三歳にしてようやく結婚し、周囲に「よかったね」と祝福されると、私は早晩、緊張感を失って、タガが緩みそうな不安に襲われる。釣られた魚はエサを必要としないかわり、他人様の目をものともしなくなるだろう。以前に増してどうにもガサツなオンナに成り果てたと呆れられないよう、さらに「それを言っちゃ、おしめえよ」と非難されないよう、品格と愛嬌のあるバアサンを目指すことを、ここに誓います!(『バブルノタシナミ』 file30 品格と我慢 より)

いま、バブルが熱い! バブルを知らない人も知る人もあの時代へGO! バブル時代から四半世紀を経ていま、若い世代でバブルブームが訪れている。同書は、バブル世代をメインターゲットにした女性誌『GOLD』に連載されていた人気エッセイを一部加筆。いまや女の人生90年、50歳は折り返し地点。アラフィフ世代がかつて駆け抜けた輝かしいバブル期をキーワードに、チャーミングに年を重ねるコツを語っている。

アガワ節炸裂の痛…

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ムダ毛お手入れ問題、ハンドバッグの中に凝縮された自分のダメな部分…阿川佐和子が翻訳した、女性の本音をつぶやいたベストセラーエッセイ

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『首のたるみが気になるの』(ノーラ・エフロン:著、阿川佐和子:訳/集英社)

 「首」が気になるようになったのは、いつ頃からだろう。たるみというか、しわというか。間違いなく、10代の頃にはなかったものが、そこにはある。これが「老い」なのか。毎日の洗顔の後に、マッサージしてみたりするけれど、効果があるのかどうかもわからない。

 こんな風に感じたことがある人には、ぜひ『首のたるみが気になるの』(ノーラ・エフロン:著、阿川佐和子:訳/集英社)をオススメしたい。ただ、ここに書かれているのは「年をとっても若々しく! アンチエイジング!」といった、スーパーポジティブな内容ではない。日頃、多くの女性(もしかしたら男性も)が抱いている(であろう)悩みや不満が、赤裸々に語られているのだ。

 著者は、『ユー・ガット・メール』や『めぐり逢えたら』などのラブコメの監督・脚本で有名なノーラ・エフロン。原文の英語もかなり面白いと思うのだが、それを阿川佐和子が翻訳しているのだから、面白くないわけがない。

■バッグは嫌いだ

 バッグが好きな女性の話はよく聞くが、使いこなせている方はどの…

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HKT48・指原の性格、長渕剛の本気ぶり。吉田豪が自身のインタビュー経験を振り返る

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『聞き出す力』(吉田豪/日本文芸社)

●アイドルから政治家まで、50のエピソードを公開

 プロインタビュアー・吉田豪。誰もが一度はその名前を目にしたり、耳にしたことがあるのではないだろうか。テレビやラジオ、雑誌などのメディアではインタビューを業務の一つに据える仕事がたくさんある。アナウンサーや編集者、ライターなど、多くの職業ではあくまでも作業の一つにインタビューが位置づけられるが、おそらく吉田をのぞいて、インタビューそのものが「本職」と認められた人間はいないはずである。

 独特な「ダハハハハ」という笑い声が特徴な吉田のインタビューには、支持する声も多く聞かれる。相手の素性や来歴、趣味嗜好などから個々人の本質へ迫るその手法はもはや、一つの流派となりつつあるが、『週刊 漫画ゴラク』の連載をまとめた書籍『聞き出す力』(日本文芸社)には、数々の著名人達のエピソードと共に、インタビュー下にある彼の意識がまとめられている。

●指原莉乃が干されない理由を分析

 さて、インタビューとはそもそも相手と向き合い、何かしらの話を引き出すというのが作業の根本にある。そして、そ…

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注目の新刊 『アンソロジー お弁当。』 ダ・ヴィンチ2013年12月号

注目の新刊 『アンソロジー お弁当。』 ダ・ヴィンチ2013年12月号

お弁当箱のふたを開けると、そこには楽しみがぎっしり。阿川佐和子、内田百閒、木内昇、東海林さだお、林真理子、穂村弘、山本周五郎などが綴ったお弁当にまつわる名エッセイ、41編を収録したアンソロジー。写真は『おべんとうの時間』で知られる阿部了が撮影。

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「阿川佐和子」の本・小説

時ひらく (文春文庫 ひ 13-51)

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作家
辻村深月
伊坂幸太郎
阿川佐和子
恩田陸
柚木麻子
東野圭吾
出版社
文藝春秋
発売日
2024-02-06
ISBN
9784167921675
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ベスト・エッセイ2023

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作家
角田光代
林真理子
藤沢周
堀江敏幸
町田康
三浦しをん
赤木明登
阿川佐和子
秋田麻早子
浅田次郎
荒俣宏
石田夏穂
磯野真穂
稲垣 栄洋
今井真実
上田岳弘
内澤旬子
内田春菊
大辻隆弘
小川哲
奥泉光
鎌田 裕樹
川添 愛
神林長平
岸本佐知子
きたやま おさむ
桐野夏生
鯨庭
久栖博季
黒井千次
小池昌代
小池真理子
郷原 宏
佐伯一麦
酒井順子
佐藤利明
佐藤 洋二郎
沢木耕太郎
沢野ひとし
茂山 千之丞
篠弘
柴田一成
杉山昌隆
鈴木伸一
須藤一成
青来 有一
関田育子
大道珠貴
高田郁
武田砂鉄
田中慎弥
中山祐次郎
七尾旅人
乗代 雄介
服部文祥
平岡直子
平松洋子
藤原 智美
藤原麻里菜
古川真人
ブレイディみかこ
細川護熙
細馬宏道
穂村弘
本田秀夫
松尾スズキ
三崎亜記
宮田珠己
村田あやこ
村田喜代子
森田真生
山内マリコ
柚木麻子
夢枕獏
綿矢りさ
aka
出版社
光村図書出版
発売日
2023-06-26
ISBN
9784813804383
作品情報を見る
菜箸でフレンチ 春夏秋冬のごちそうレシピ

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作家
阿川佐和子
タサン志麻
出版社
マガジンハウス
発売日
2024-04-11
ISBN
9784838732692
作品情報を見る
レシピの役には立ちません

レシピの役には立ちません

作家
阿川佐和子
出版社
新潮社
発売日
2024-05-30
ISBN
9784104655243
作品情報を見る
今さらながらの和食修業 (be文庫)

今さらながらの和食修業 (be文庫)

作家
阿川佐和子
野口 日出子
出版社
集英社
発売日
2002-05-16
ISBN
9784086500043
作品情報を見る
ぱっちり、朝ごはん (おいしい文藝)

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作家
林芙美子
色川武大
久保田万太郎
角田光代
よしもとばなな
石垣 綾子
堀井 和子
森下典子
井上荒野
佐藤 雅子
万城目学
山崎まどか
吉村昭
小泉武夫
山本 ふみこ
團伊玖磨
椎名誠
西川 治
東海林さだお
池波正太郎
小林聡美
阿川佐和子
蜂飼耳
渡辺淳一
向田邦子
河野裕子
筒井ともみ
堀江敏幸
窪島 誠一郎
増田れい子
川本三郎
久住昌之
徳岡 孝夫
立原正秋
佐野洋子
出版社
河出書房新社
発売日
2015-04-15
ISBN
9784309023755
作品情報を見る

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