KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

いじめと不登校 (新潮文庫)

いじめと不登校 (新潮文庫)

いじめと不登校 (新潮文庫)

作家
河合隼雄
出版社
新潮社
発売日
2009-08-28
ISBN
9784101252285
amazonで購入する

ジャンル

いじめと不登校 (新潮文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

テンちゃん

次から次に連鎖するいじめの構図!Σ(×_×;)!一言でも文句や告げ口があろうものなら、友達だち同士をケンカさせ、タバコを強引に吸わせ、恐喝、万引きをしてこないと殺すと脅す(/≧◇≦\)実際、断った生徒が大怪我をしたり自殺に追い込まれて、不登校になり、家から一歩も出ることができない生徒がいる(>_<")髪も染められ、あいつを殴れと言われたら殴らなければ、自分の命が危ないと仕方なく殴り、グループから抜け出すことができない(>_<)選択はない(*_*)いじめを止める環境作りは大人の役目!いじめは続く(ノ_<。)

2015/07/14

佐島楓

子どもは無垢で善なるものという思い込みをなくし、一度フラットな視点に立って、教えはぐくむということをしなければいけないと思う。河合先生のご著書「子どもと悪」も読んでみたくなった。教育関係に関心がある方はぜひご一読を。

2012/08/10

うりぼう

表層の問題が解決したから、深層の問題が顕在化する。慌てて表層の問題を解決することの危険性を説く。でも、日本は、なんと素晴らしいレベルに達したのだろう。そして、深層の問題を解決した先には、何があるのだろう?もう、河合先生に訊くことはできない。合掌。

2009/10/09

roughfractus02

急激な生物的成長の中で社会的自立を促される思春期は、わかる(意識)とわからない(無意識)の分離が激しくなり、不安定さを増す時期にあたる。臨床家は自我意識が無意識に対峙する極端な2つの仕方を、社会側から異物(わからない)を排除するいじめと自我側から社会を異物と捉える不登校と捉える。本書は、両者の土壌を作る学校での関係、家庭での関係、両関係の関係について、当事者に関わる教師、親ら各々の態度から教える/育てる中心の現代社会の歪みを抽出し、臨床例や対話を通してそれらを是正する「待つ」という基本的態度を読者に示す。

2023/02/14

桜もち 太郎

かなり高度な難しいことをわかり易く簡単に表現しているのでしょう。だからスッと入ってきます。自主や個性を育てるには、教師ではなく「育師」になる事。①教えないこと②見守ること③振り回されること④何もしないということ⑤居るということ。個性を育てるためには、こうあるべきと示してくれています。簡単ではありません。教えること自体、個性を否定しているのでしょう。河合先生も訓練が必要と言われています。やはり金八先生のように簡単ではないのですね。図書館の講演も良かったです。答えはありません。当然です。深い内容でした。

2016/09/07

感想・レビューをもっと見る