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新宿スペースインベーダー: 昭和少年凸凹伝 (新潮文庫 た 104-1)

新宿スペースインベーダー: 昭和少年凸凹伝 (新潮文庫 た 104-1)

新宿スペースインベーダー: 昭和少年凸凹伝 (新潮文庫 た 104-1)

作家
玉袋筋太郎
出版社
新潮社
発売日
2013-09-28
ISBN
9784101278360
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新宿スペースインベーダー: 昭和少年凸凹伝 (新潮文庫 た 104-1) / 感想・レビュー

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シブ吉

開発という名の下に失われて行く風景。取り壊されてガレキとなった建物を見ながら、43歳の主人公が思いを馳せるのは、小学5年生だった頃の主人公・赤江少年と友達との懐かしい日々だった…。本書を読みながら自分の事を振り返る。学校や公園に行けば、まだ誰かが遊んでいたあの頃。自転車を手に入れた事で行動範囲が広がった事。前の日に見たテレビ番組やCMにすぐ影響され『たたりじゃ〜』などと叫んでいた事。「銭湯」での恥ずかしい出来事などを思い出す始末。赤江少年の物語に触れながら、気づくと一緒に泣き笑いしている自分が居ました。

2013/10/12

ツバメマン★こち亀読破中

西新宿で育った玉ちゃんの小学生時代の仲間とのエピソードをまとめた自伝的小説。ほぼ同じ時代を区は違うけど同じ都内で育った人間としては何とも懐かしい。…でも、入場料を取って友達同士をボクシングで闘わせたり、その売上を友達にトイチで貸し、サラ金気取りで取り立ててるヤツはいなかったぞ!(もちろん後で親や先生に怒られるのだか…。)あとツバメマンとしてはヤクルトの名物応援団長の岡田さんが出てきて感動。そして一番最後に“インベーダー”の意味がわかってホロリ。これは思いがけず面白かったです!続編が読みたい!オススメ!

2017/01/28

hnzwd

新宿育ちの悪ガキたちの日々を描く小説。玉ちゃんの限りなく実話に近いフィクションって事なんでしょうか。小学生の時に怖かった上級生の描写とか、しでかす悪事が妙にリアル。ホームレスとの交流とかは、都会の悪ガキって感じですね。解説は西村賢太さん。ベタ褒めしてます。

2013/12/29

たくのみ

今はビル街になってしまった、新宿淀橋浄水場界隈で少年期を過ごした玉ちゃん。その自伝小説は、まさに悪ガキたちの武勇伝なのだ。カッちゃん、ヤス、マルチンたちと騒ぎ遊んだ日々。番長のようなダッチョにおびえ、先生の眼をかいくぐり、御苑でザリガニを釣り、ホームレスと喧嘩をし、仲良くなり、仲間と自転車で神宮まで遠乗り。「侍ジャイアンツ」「ジョー」の技にあこがれ、サラ金のマネをして先生に怒られ、銭湯で反省会。60年代生まれの私も、近所の空き地で遊んだ子供時代を懐かしく思い出しました。

2015/12/05

内緒です

損得ない友情。最高です。昔は悪いことをしても親が謝る、責任の取れる親が多かったから赤江の様な子も立派に育ったのだろう。今は赤江の様な子がいたら悪い子供として良い子に矯正させられてしまうのだろう。素敵な小学生だったから、こんなに面白い大人になれたんでしょう。大好き!玉ちゃん!

2014/03/02

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