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可愛いエミリー (新潮文庫)

可愛いエミリー (新潮文庫)

可愛いエミリー (新潮文庫)

作家
モンゴメリ
Lucy Maud Montgomery
村岡花子
出版社
新潮社
発売日
1964-03-31
ISBN
9784102113134
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可愛いエミリー (新潮文庫) / 感想・レビュー

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はる

面白かったです。物語と詩を描くことが好きなエミリーはアンとはまた違った魅力。モンゴメリーが自身を投影して楽しみながら描いたというのも納得です。お気に入りは、エミリーを引き取り育てることになったエリザベス伯母さん。厳しく伝統を重んじる彼女は価値観の全く違うエミリーと衝突してばかり。しかし、クライマックスで彼女のとった行動は感動的でした。先日放送されたアニメの絵は全く好みでないので却下!

2018/03/09

aika

愛情を込めて育ててくれた大好きなお父さんを亡くし、孤児となったエミリーが預けられたのは、厳格なエリザベス伯母さんと優しくて穏やかなローラ伯母さんが暮らすニュー・ムーン農場。13歳で書くことを自身の人生と決めたエミリーが風変わりな友だちと冒険を繰り広げ、時に葛藤し、プリンス・エドワード島の豊かな自然の中で成長する姿が、想像力を掻き立てる文章で瑞々しく描かれています。主人公の境遇や舞台背景など『赤毛のアン』と似た部分もありますが、著者モンゴメリの小説や詩に対峙する真剣な姿勢がよりダイレクトに伝わってきました。

2022/01/26

ユメ

アンシリーズに続いて、こちらも再読を始めることにした。アンとエミリーは、たしかに同類には違いないけれど、違った魅力を持っている。それぞれに素晴らしい、想像力溢れる少女たちを書きあげた、モンゴメリの抽斗の豊かさを思う。最愛の父を亡くし、ニュー・ムーン農場に引き取られたエミリー。「生きてるってこと、すばらしいことじゃない?」ということを知っているのが、エミリーの何よりの力なのだと思う。彼女は、父の遺した「世の中は愛でいっぱいだ」という言葉の意味を少しずつ理解しながら、ぐんぐんと成長しているところなのだ。

2016/09/08

さゆ

私がこの物語を初めて読んだのは既に30年以上前(正確な年数は企業秘密)のこと。当時の新潮文庫の表紙は、確か風間完さんによるエミリーの肖像画だったような記憶がある。『赤毛のアン』と比較されるのは同じ著者による同じプリンスエドワード島が舞台の、同じような年頃の女の子が主人公であるから当然と思われるけれども、エミリーはアンとはだいぶ違う。アンには少なくてエミリーに沢山あるのはプライドと怒りかと思う。アンとダイアナの仲はどこか偽善的であったけれど、エミリーとイルゼの関係は率直で飾りがなく、私は好き。【続く】

2012/03/16

井戸端アンジェリか

空想好きで夢見がちな女の子が主人公でモンゴメリ×村岡花子コンビとくれば、どうしても赤毛のアンをイメージしてしまうし、どうせ二番煎じじゃないの?と思ってしまいます。 ああ神様、愚かな私をお許し下さい。決してアンではありません。可愛い可愛いエミリーです。シリーズ2も買ってあるよ♪ワクワク♪ワクワク♪

2018/10/06

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