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役小角仙道剣

役小角仙道剣

役小角仙道剣

作家
黒岩重吾
出版社
新潮社
発売日
2003-04-01
ISBN
9784103073079
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ジャンル

役小角仙道剣 / 感想・レビュー

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くっちゃ

修験道の開祖、鴨役公小角。圧政に苦しむ民を放って置けず、権力に真っ向から立ち向かう彼の戦いを描く。併せて、不比等らの急速な律令化の政策により、いかに民が割を食っていたのかも顕になる。教科書読んでるだけじゃ、日本が一つ上のステージに進んだように感じられて、その裏ではいかに賤民達が苦しみ喘いでいたのか思いを巡らすことができなかった。庶民であるはずの自分でさえそうなのだから、いわんや当時の貴族をおいてをや。

2017/03/29

sayzk

関西随一の桜の名所、奈良の吉野ではその姿をプリントしたTシャツまで売っている、役行者。こういう見方もっとあるのかと云う、大活劇。読みごたえありました。今までの修験道のパイオニアとしての認識があってこそ、それを痛快に飛び越える物語でした。

2017/11/10

ひろ

修験道の開祖と言われる役小角を描いた小説。古代史の表舞台を裏から描いたような作品で、律令制度の本質をも描く。真に民のことを考えていたのは、こういったごく一部の人だったとも思わせる。

2024/01/22

春風ヒロ

役小角の話。地元なので馴染みのある地名も多く、感情移入した。

こうめい

とりあえず長かった。小説のなかの役小角のセリフ「日本で革命は無理」が一番心にずしんときた。内容的にはおもしろかったけど、ヤマメの扱いが不満だし、役小角の小説としては黒住さんのほうがおもしろかった。

2013/09/10

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