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百田尚樹の新・相対性理論: 人生を変える時間論

百田尚樹の新・相対性理論: 人生を変える時間論

百田尚樹の新・相対性理論: 人生を変える時間論

作家
百田尚樹
出版社
新潮社
発売日
2021-01-27
ISBN
9784103364160
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ジャンル

百田尚樹の新・相対性理論: 人生を変える時間論 / 感想・レビュー

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starbro

百田 尚樹は、ほとんどの作品を読んでいる作家です。著者にしては珍しい、何時もの持論に走らない、真っ当な時間論でした。普遍的な時間の使い方の道標になります。 https://www.shinchosha.co.jp/book/336416/

2021/03/24

とん大西

『時間』…抽象的でなんとも守備範囲の広い議論。こんなアプローチもあるんやねぇ。あるあるに共感したり、鋭い指摘に頷いたりとなかなか趣があります(クドさもありますが)。人類共通の悪としての『盗み』。時代と文化圏を超越した罪であるということ。盗まれた金品の喪失は被害者がその金品を得る為に費やした『時間』であること…。言われてみれば仰るとおり。同じ1万円でも得るのに費やした時間、誰の為に使うか、何に使うか。人によって価値が違うよね。ところで本書の最後に記されたナポレオンの格言、刺すように恐ろしいです(^o^;)

2021/03/20

tamami

人間の生活・社会に関わるすべてのことを「時間」という観点で捉えようとしている。曰く、すべての道具は「長生き」のために作られた。曰く、社会は「時間の交換」によって成り立っている。曰く、「時間」は失った時に初めてその大切さを知る。諺の類いもあれば、労働と時間のメタファーなど斬新な切り口もある。終盤近く、私たちの「時間」を奪うものとして時間の無駄遣いを挙げ、今このときが最高の時であると考え生きよと訴える。そして自殺は究極の「時間の投げ捨て」と断じる言葉の中に、作家百田尚樹の熱い思いが込められているように思う。

2021/02/04

かずぼう

時間にまつわるお話、時間とお金、退屈など中弛みがなく、読ませてくれた。道徳や倫理といった知識は教育によって可能。しかし、感情をコントロールすることはできず、完璧な人格を作るには、人生の80年では足りない。そうか、だから戦争などを繰り返すんだな。

2021/09/27

ミライ

百田尚樹さんの考えた時間論を、アインシュタインの相対性理論をもじって「新・相対性理論」と名付け、時間の本質について語られた一冊(私たちの社会、道具、才能、恋愛から年齢まで、さまざまな側面から解説される)。あまり計画を立てずになんとなく日常を過ごしている人にとっては、読むと時間の大切さが分かり、時間の使い方について今一度再考したいと思わせる作品だと思う。百田さんの小説と同じで読みやすいのも◎。

2021/02/13

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