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捕まえて、食べる

捕まえて、食べる

捕まえて、食べる

作家
玉置標本
出版社
新潮社
発売日
2017-07-18
ISBN
9784103511410
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「捕まえて、食べる」のおすすめレビュー

世界で二番目に臭い料理を「捕まえて、食べる」?! 子どもの頃の夏休みのような、冒険心満載の食レポ書

『捕まえて、食べる』(玉置標本/新潮社)

 川沿いを歩いていると草むらになにやら数人の大人たちが屈んでいる……大丈夫かと思い近寄ってみると、なんとガスコンロでスッポンをニヤニヤと調理していた!というシチュエーションに遭遇しても、自分の手で食材を獲って調理して食べることの魅力が説かれた『捕まえて、食べる』(玉置標本/新潮社)を読んでいれば、逃げずにむしろその輪に飛び込むことができるでしょう。

 「手ぶらでバーベキュー」といった便利なサービスや、冷凍食品などの企業努力によって、私たちはその気になれば食材の調達や調理というプロセスを省略して、料理の味を楽しむことができます。その真逆を行こうという姿勢の本書の目次には、「ヒラツメガニを捕まえて手作り麵でラーメンにしたい」「麗しの野草マニアから、多摩川で食べられる野草を教わりたい」など、気になりすぎるリード文が連なっています。

未知なる食材の存在を知り、その情報を集める段階がまず楽しい。そして意を決し現地まで赴いて、期待と不安に揺られながら探しまくる段階もまた楽しい。 だからこそ見事捕獲に成功し、それが想像以…

2017/8/7

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捕まえて、食べる / 感想・レビュー

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鱒子

図書館本。先日読んだ 「喰ったらヤバいいきもの」より身近な食材で、真似できる余地がありそう。楽しい本ではあったのですが、すみません、辛口感想です。面白表現をこれでもか!と ブチ込みすぎて、緩急が無いのが残念。 p47 、48「先週末は念願のマグロカブト焼きをやった。今週末は何をして遊ぼうかしら〜」「駐車場代が捻出できずにクルマを手放したばかり」…著者は、見送る家族に感謝しないといけないと思います。私なら…見捨てます。

2017/09/10

hnzwd

捕まえて、食べる。シンプルなことながらなかなか出来ないことを実践している作者。都内や埼玉で貝や魚や野草、果てには亀まで捕まえて食べてしまうのは少し憧れる。。買った方が人件費とか考えたらお得。でも捕る。ってのがいいな。山菜捕り好き的にはマテ貝とかシャコはちょっとやってみたい。

2017/07/17

鬼灯の金魚草

スッポンを捌くのはかなり勇気が要るよなぁ、美味しそうだけど。虫だったり、ホンオフェだったり食べる事自体かなりの決心が必要だと思う。こういう本を読んで体験した気になるのが一番いいかも。どうせ小市民だから。

2017/11/07

書の旅人

作家の椎名誠さんも絶賛の本書。実は、そのコメントが載った帯に惹かれ、つい買ってしまったのですが、いやはや、本当に面白かったです。長野県も出てくるので嬉しかったですが、やっぱりザザムシは…。捕って食べはしませんが、伊那にも良さそうな川が幾つか見つけたので、今週末はガサ入れ決行です。子どもたちを連れて行ける場があれば、ポレポレの丘圏外活動として、雑魚捕りツアーを申請したいですね。

2017/09/12

順子

玉置氏の捕食ルポが好きで、デイリーポータルや彼自身のサイト(私的標本)などで以前から読んでいた。(初めて読んだのは確かベランダでパクチーを育てて食べるルポで、一気に好きになった。)ホンオフェ、ザザムシ、アナジャコ、マテガイは既読だったが、やはり面白いし捕食や食文化に対する姿勢にとても共感できる。

2019/03/25

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