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欲が出ました

欲が出ました

欲が出ました

作家
ヨシタケシンスケ
出版社
新潮社
発売日
2020-07-17
ISBN
9784103524526
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「欲が出ました」のおすすめレビュー

ヨシタケシンスケ作品どれが好き?「ユーモア・哲学・自分・世界」を軸に29作品をマッピング!

 2019年、『つまんない つまんない』でニューヨーク・タイムズ最優秀絵本賞を受賞したヨシタケシンスケさん。ふだん、あたりまえに信じこんでいることを「ほんとうに?」「どうして?」と素朴に問いかけ、「こうしたっていいんじゃない?」「こういう人もいるんじゃない?」と想像力を羽ばたかせることで、自分と世界の可能性を広げていく。そのまなざしに心打たれ、はっとさせられることに、国籍や性別、年齢など関係ないのだろう。

『あつかったら ぬげばいい』(白泉社)

 8月25日に刊行される最新絵本も、思い込みに縛られている私たちを解き放ってくれる一冊。これを記念して、ダ・ヴィンチニュースでは、今こそ読みたいヨシタケシンスケ作品を大特集!

 日常の面映ゆさをユーモアに描き、くすりと笑わせてくれる一方、素朴な疑問から想像力を膨らませ、ときに哲学的な思考にまで発展することもある。どうしてこんな気持ちになるんだろう? こんなことしちゃうの、自分だけかな? という内側に向けられたまなざしを起点に、あの人はどうだろう、もしかしたらこんな世界もあるんじゃないか、と他者と世界に向けて視…

2020/8/27

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欲が出ました / 感想・レビュー

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starbro

ヨシタケ シンスケは、新作をコンスタントに読んでいる絵本作家です。『思わず考えちゃう』に続く、第二弾エッセイを読みました。今回は前作が売れたので二匹目のどじょう、欲に纏わるゆるいエッセイで楽しめました。人間は欲がなくなったら生きていけません(笑) https://www.shinchosha.co.jp/book/352452/

2020/07/30

ヨシタケシンスケさんのエッセイ第二弾。第二弾と知らなかったので第一弾は未読ですがどちらからでも読めるような内容です。絵本でも毎回哲学的な話が多いので、エッセイも面白かった。こういう発想を持っていて、押し付けがましくなく、楽しく読者に伝えられる才能ってすごいなと思います。共感する内容のテーマもいくつかありました。

2020/07/23

kou

最初の「納得欲」の話で心が鷲づかみされ、それから読むのが止められなかった。スケッチコーナーの片隅に書かれていた「本当の私に気付いた者は追放する」のイラストは、ちょっとドキッとした。誰しも、絶対に人に知られたくない一面ってあると思うし・・・。独特の視点で面白かったし、他のエッセイ集も読んでみたい!

2020/10/27

やすらぎ🍀

ヨシタケシンスケさんのちょっとした疑問のエッセイ風絵本。大雪が降ったときの感覚が素敵。素朴な視点にほのぼのして共感の嵐。日常にあるたくさんの尻尾を引っ張るのも通り過ぎるのも自分次第。世の中って正しさより気がすむかどうか。言葉で言葉を説明するって粘土で粘土を表現するみたいなこと。時間があっても余裕がない人も、時間もなくて余裕もない人もいて、うまくいかないことだらけ。人間はみんな同じ行動をしている。欲が出た時に無意識にする表情があるし、悩んでいることも同じだったりする。それって誰かの一言で軽くなったりするよ。

2023/12/28

旅するランナー

志は高く、落としドコロは低く、気楽に読めるエッセイ。ビミョーなところを突いてくる可笑しみと、ゼツミョーな言葉選びの楽しみを堪能できます。特に、あんまり押しつけがましくなく感謝を促す係と、あなたはいいのよ、そのままでって言ってくれる肯定係はホントに必要だと思います。さて、子供たちに、うまーくゴマかしながら大人の良きイメージを伝える大人にでもなるかなぁ...そんな欲が出ました。

2020/10/19

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