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モテるかもしれない。

モテるかもしれない。

モテるかもしれない。

作家
カレー沢薫
出版社
新潮社
発売日
2021-04-28
ISBN
9784103539711
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「モテるかもしれない。」のおすすめレビュー

『ちゃお』の付録にもモテの秘訣が…。カレー沢薫が数々のモテ事案に向き合う! 最後に明かされる、本当の「モテ」の意味とは?

『モテるかもしれない。』(カレー沢薫/新潮社)

 漫画家でコラムニストのカレー沢薫氏の新刊『モテるかもしれない。』(新潮社)は、「非モテ」を自称する彼女が「モテ」に対する憧れや嫉妬を駆動力とし、実際にモテている有名人やキャラクターからモテの真髄を学ぶという著作だ。実用性を重んじるハウツー本というよりは、ずっと非モテをこじらせてきた著者がどうやって「モテ」と折り合いをつけるか、というのが裏テーマだと思われる。

 著者はモテている人はもちろん、モテようとあがいている人すら眩しくて直視できないと記す。小中高とイケてないグループ内でしんがりを守っていた自分は、あまりにもモテと縁遠い人生を送ってきたからだという。そんな著者に鞭打つように、担当編集者は段ボールに大量の資料を入れて送ってくる。

 まず送られてきたのはJS(女子小学生)向けの雑誌。「小学生からモテをやり直したい」という見出しの通り、著者は女子小学生向けの雑誌からモテの極意を学ばんとする。少女漫画誌の『ちゃお』の付録の手帳には、モテの秘訣として①明るく元気、②自分を捨てる、③聞き上手になる、と書かれてい…

2021/5/26

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モテるかもしれない。 / 感想・レビュー

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k5

大好きなカレー沢先生のエッセイ本だが、あまり進まなかった。やっぱりモテとか非モテとかいうネタ自体が時代と合わなくなってるのでは、と思う一方で、自分がその世界からアガってしまっただけかも、と思わなくもないです。ちなみに女子小学生向けのモテ雑誌に、モテるコツとして「自分を捨てる」と書いてあるという、北斗の拳もびっくりの世紀末記述がある第二章が頂点で、あとは緩やかに落ちていきます。『ひとりでしにたい』はじめ、マンガは日々面白くなっているので、そちらに主戦場を移された感じでしょうか。

2023/04/30

アノニマス

ハイロー、バーフバリ、安室透、前澤友作などモテている人たちからモテの極意を考察する研究本。ハイローの世界観がGacktの「MOON CHILD」に似ていることに言われて初めて気づいた。荒廃っぷりが確かに似ている。鋭い。オタクやメンヘラは本当にモテるのかという考察もかなり鋭く、そうだよなと思わされる。おわりに、の「モテる必要はないかもしれないが、今後も人間社会で生きていく予定があるなら「モテない理由」について一考する価値はある」という一文は忘れてはいけないと思った。

2022/03/27

FuSa

とにかくハイローの琥珀さんとバーフバリとコナンの安室さんが気になった。

2021/06/07

さとも

あらゆるテーマからモテを考察した一冊。こうして考えると色んなタイプのモテがありますね。カレー沢さんの言葉の選び方が面白くてツボでした。ジブリ男子界の「最終的に落ち着く男」フクオさんは盲点だったし、一発逆転モテはいばらの道に思えました。どこでモテるかは自己プロデュースにかかっている。

2023/11/14

Eri

カレー沢さんの文章が面白くてツボ。 担当さん推しの安室さんの話も面白かったけれど、カットされてしまった土方さんの話が読んでみたかったー! ジブリの話で笑ったし、見たことないハイローが少し詳しくなった気がする、BBBBです。 あとがきにあるように、モテは「人に好かれること」なのだわ。

2022/02/17

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