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行儀は悪いが天気は良い

行儀は悪いが天気は良い

行儀は悪いが天気は良い

作家
加納愛子
出版社
新潮社
発売日
2023-11-16
ISBN
9784103553717
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行儀は悪いが天気は良い / 感想・レビュー

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キク

人気芸人が出したタレント本、というレベルではない。正直、女性の書いたエッセイとしては今まで読んできたなかでこの本が一番好きだ。「何かを失った人間のなかで、一番最強」とフワちゃんについて語る「友だち」がすごく響く。「青春」「最高の仕事」「魂の居場所」とかは、有名作家だと逆に書けない傑作だと思う。さらけ出していながらも見せ方や切り口が鮮やかで、「人を笑わせる」というとと向き合い続ける芸人だから書けたんじゃないだろうか。加納の言う通り「明るいは知性」なんだと思う。

2023/12/13

ネギっ子gen

【なんで私は、芸人になったんやろ~】エッセイストでありコラムニストの加納、第2弾エッセイ。生まれ育った大阪のことから多感な学生時代、芸人としての日常まで、とことん自分と向き合った全24編を収録する。「まえがき」で、<書かなかった思い出が頭をよぎります。中学の時にギター教室を1ヶ月で辞めたこと/高校の時に文芸部に入ってポエムを書いていたこと(はずい)、恋愛について(むちゃはずい)、その他いろんな嫉妬や挫折。自分でも思い返したくない部分を曝け出してはじめてプロと呼べるのでは? と自問してみたりもします>と。⇒

2024/03/15

gtn

得体の知れない友人達を毎晩家に上げ、酒を酌み交わし管を巻く父。学問の機会は与えたいと、借金してまで娘を有名私立大に入学させた父。著者は、そんな父に揉まれ、人間力を身に着け、今に至る。そんな父に、著者は悪態をついているが、愛情と尊敬が見え隠れする。

2024/04/06

nonicchi

Aマッソの加納さん、お名前は知っていたけど、あまりお笑い番組を見たりしないので、漫才はは未見(ごめんなさい)。この本の宣伝を兼ねてTBSラジオの番組に立て続けに出演されていたので、気になって読んでみました。東京住みなので「新宿駅の全貌」が殊の外面白かったし、自分なりの感じ方考え方(家になるべく帰りたくない)に感じ入ったり、新しい視点をくれる人だと思いました。芸人以前の事がメインでしたが、芸人になってからのヒリヒリした感じも良かったので、また読みたいです。

2024/03/24

アルパカメタル

等身大、という言葉が合ってるのかわからないけど、前作エッセイや小説は「物書きやってるわたし」みたいな自意識が見えるようでなんとなく距離を置いて読んだんだけど、これは全部加納さんがしゃべってる言葉で聞こえてくる文章だった。

2023/12/13

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