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ゴリラの森、言葉の海

ゴリラの森、言葉の海

ゴリラの森、言葉の海

作家
山極 寿一
小川洋子
出版社
新潮社
発売日
2019-04-25
ISBN
9784104013081
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ゴリラの森、言葉の海 / 感想・レビュー

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starbro

霊長類学者 山極 寿一(初読)と作家 小川 洋子(新作中心に読んでいます)とのゴリラを巡る対談集、興味深い内容でした。ゴリラを通して、人間を語るといった趣きです。ゴリラにホモセクシャルな性行動が観察されているとは思いませんでした(驚)🦍🦍🦍

2019/05/28

ちゃちゃ

実に興味深い対談だった。言葉を持たないゴリラの研究者と、言葉を通して物語を紡ぐ作家。山極氏と小川さんの4回に及ぶ対談は、ゴリラの生態をもとに私たちにあるべき姿を問いかける。とりわけ印象に残ったのは、屋久島の原生林の中での対談。森を歩くことと小説を書くことの共通性。どちらも、先を見通せない予測不可能なフィールドを歩く不安と喜びがあるという。五感で感じるものを頼りに、「森」を歩く人と言葉を紡ぐ人。お二人の心がシンクロし、そこに深い示唆が生まれる。両氏の力を借りて私たちが見つめ直すべきものは、地球の未来なのだ。

2019/07/16

しゃが

興味深く読んだ、期待通りの本だった。好みのお二人、野生の眼を持つ霊長類学者の山極寿一さんと人の心の森に分け入る物語を紡ぐ小川洋子さんの対談と屋久島でのフィールドワーク。ゴリラとヒトから見えてくる、ヒトの歩みと親子、子育て、セックス、社会性、衣食住など現代人の在りようが浮かび上がってくる。そして手放そうとしている自然の摂理や獲得した言葉の空虚さも感じた。そこかしこに胸にストーンと落ちる言葉があった。

2019/05/31

buchipanda3

野生のゴリラの話を通してヒトや言葉のあり方について霊長類学者と作家が語り合った本。学術的な話もあるが、互いに興味のある題材を対話しながら徐々に掘り下げていく流れなので分かり易く肩肘張らずに楽しめた。面白かったのはゴリラにも物語性があること。タイタスとの再会の話やオスの悲しきメロディなどなど。そして言葉に依らない共感力。互いの顔をのぞき込む姿が何か可愛らしい。そして言葉を使うことの利点と弊害について改めて考えさせられる。たまに森を訪れヒト科のゴリラ目線で物事を振り返るというのも必要なのかもと思った。

2019/05/25

ちゃかちん【積読:48】

ダーウィン説が崩れようとしている昨今、それでも霊長類にはやはり親近感を持ってしまいます。ゴリラのココが猫が飼いたいと訴えてとても大切に可愛がっていた姿を思い出す度になんだかギュっとなります。私が猫と一緒にいると安心するのはナゼ?の答えがこの本にはありました。言葉は大切だけれど、それに囚われて縛られていては不自由です。自然の様に曖昧さが面白く、支配してはいけないのだと思いました。地球で一番偉いのはダァレ?人間が一番愚かな事を受け入れて謙虚にならなければ小説も面白くなくなりこの世から物語が消えてしまうかも。。

2019/08/04

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