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「進化論」を書き換える

「進化論」を書き換える

「進化論」を書き換える

作家
池田清彦
出版社
新潮社
発売日
2011-03-01
ISBN
9784104231072
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「進化論」を書き換える / 感想・レビュー

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トムトム

私も20年前ぐらいには、ネオダーウィニズムの本を読み漁って「おー!!」っと感動していました。その後人間を含むたくさんの生き物と接してみて、ネオダーウィニズムが言うほど生命は単純じゃないなぁと痛感しています。分からない事が多い人の方が物知り。なんでも分かっていると思っている人の方が無知。たくさんの事が分かれば分かるほど、で、結局どうなのよ!と分からなくなります(*´з`)

2021/03/20

tetsu

★3 生物の進化をダーウィンやネオダーウィニズムではやはりうまく説明できない。 遺伝子解析や分子生物学の発展で一気に生命の謎が解けるかと思いきや益々謎は深まる。 構造主義生物学からの進化論について、第一人者の池田清彦の本だが、エッセーと異なり、ちょっと専門的で難解だった。

2016/04/11

手押し戦車

哺乳類のパックス6遺伝子を昆虫の体に入れて眼を作らせると複眼を作ってしまう。哺乳類と昆虫の眼を作る遺伝子は同じでも眼の形が違う。遺伝子は直に形と対応しない。遺伝子は蛋白質を作る。病原菌は抗生物質の開発により進化して薬が効かなくなりで多剤耐性菌に進化して新型菌となって表現型多型を作り出してしまう。進化とは同じ遺伝子を使う事ではなく、祖先と同じ遺伝子的プログラムを再活性化する事によって起こる。進化は遺伝子の使い方を制御するDNAにかかっている。人と細胞は強み最大に発揮してるからこそ進化して来た。

2014/05/09

ヴェネツィア

「構造主義生物学者」池田清彦による近著(最近著であるかどうかは未確認)。本書の骨子は、現在の進化論の主流であるネオ・ダーウィニズム批判である。つまり、彼らの説明体系では、小さな変異は説明できても、大進化を体系的に理論化できないということなのだ。本書の構成は、進化についてこれまでどのように語られてきたのかもよくわかるし、最終章の「進化論の最前線」は説得的な示唆に富む。

2012/02/21

七篠

進化論、ネオダーウィニズムといったことと比較しながら例を上げて説明されています。なかなか面白かったです。

2014/04/15

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