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人間の器量 (新潮新書 340)

人間の器量 (新潮新書 340)

人間の器量 (新潮新書 340)

作家
福田和也
出版社
新潮社
発売日
2009-12-10
ISBN
9784106103407
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人間の器量 (新潮新書 340) / 感想・レビュー

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うりぼう

長谷川さんに貰う。私には難しかった。器量が大きいということが、よく判らない。並べた人物の器量をどう学べばいいのか。私は周五郎の作品の大ファンだが、著述の生活風景は、私には単なる偏屈としか思えない。どこが器量が大きいの?器量の大きさは、歴史上で成したことの偉大さで計られるものではないと思う。市井の中に尊敬する「でっかいな~」というオッサンはいくらでもいる。その人は別に立身出世も名誉も求めないが、そばにいるだけで、暖かいものが伝わる。終章での記述は、地道な努力を評価しているのであり、それでいいと思う。

2010/07/24

takaC

器が大きい者は、この読書が"人生を豊かにすることに役立ったかどうか"なんてことはきっと考えないのだろう。

2012/11/22

Willie the Wildcat

『器量』。主観的だが、数人は頭に思い浮かべることができる。やはり”人としての魅力”のような気がする。様々な経験が、その人となりの形成に繋がる。この経験を得ることと、人生の師・友、あるいは同等の人たちとの出会いが、この形成を育む。器量の「水平論」もイメージに合う。一方で、著者が戦争経験、階級に繋げる点には若干違和感。方法論は多々ある気がする。

2012/10/04

がっち

器量ってなに?今の日本人ってホントに小粒なの?確かに歴史の人物は偉大なことをやりとげ現世にのこるが、必ずしも今の日本人が小粒だとは私は感じない。過去を美化しすぎであり、未来に希望をもつべきだ。

2012/08/12

くろまによん

現代でもあらゆる分野に優れた人はいる。だが、「人物」がいない。日本人は小粒になってしまった。秀でた人がいても、どこかダメな部分があれば全否定してしまう世の中がその一因となっている。そんな世の中で、どうしたら器量を大きくできるのか。過去の傑物を眺めつつ、考察していく本。なかなか刺さった良書。偉人の中では特に原敬。彼の器量は大きい。ヒステリー持ちの妻を懸命にあやしつつ、政務に勤しむ姿には見習うべきところがある。味方に厚く、政治的に意味の薄い人間にもきちんと会う。名言「来る者は拒まずは然り、去る者も追ふべし」。

2015/09/15

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