プリンス論 (新潮新書)
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プリンス論 (新潮新書) / 感想・レビュー
こきよ
what it sounds like When doves cry…冒頭のギターに痺れた若かりし頃。深遠なる世界観など知る由もなかった。未だに知り得ないが、訃報に接し聴き倒している。いつまでもビートに抱かれていたい。
2016/05/06
こばまり
胸躍り入手した本書をまさか訃報を受けて読むことになろうとは。同時代に生きていることを有難く思う、数少ないアーティストの一人でした。今もまだ悲しい気持ちでいっぱい。
2016/05/04
Emperor
西寺さんのプリンス愛と、プリンスの人間くささを堪能できた。自分を貫いたまま逝った、天才が残していった紫の光を、ぼくたちは忘れないだろう。
2018/08/24
井月 奎(いづき けい)
プリンスの活動を時系列で分かりやすく書いてある良著です。音楽家である著者の分析はプリンスの音楽的魅力の一面に光をあて、音楽理論に疎い私にも届きます。唯一無二の高みにたどりついた芸術家の多くがそうであるようにプリンスもまた、時としてエキセントリックな振る舞いをしますが、その芸術、音楽には愛が根底にあり、思考は知的です。黒人やマイノリティ差別への抗議を歌うこともありますが、その類の曲はシンプルで分かりやすく、けして煽るような詞や曲調にはしません。この本を読むと再確認します「プリンスってすげえなあ」と。
2016/04/07
しゅん
再読。入門書に徹しようという意識が感じられるが、「実は黒人音楽がルーツではない」という主張が本書のポイントだと思う。「成功の10年→苦難の10年→復活の10年→それ以降」という物語構造以外の道でミュージシャンを語るのが定型化していると思う。しかし、その構造に拠らずにバイオグラフィーを描くのは難しい。
2021/06/23
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