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房子という女 - SRO episode0

房子という女 - SRO episode0

房子という女 - SRO episode0

作家
富樫倫太郎
出版社
中央公論新社
発売日
2014-03-24
ISBN
9784120045967
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房子という女 - SRO episode0 / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

タイトル通りシリーズの外伝的な作品で、‘キラー・クイーン’こと「房子」の独白記のスタイルで書かれています。「房子」がどのようにして‘キラー・クイーン’になったかを過去から丁寧に、そして淡々と綴られています。レギュラーシリーズのようなグロい描写はほとんどありませんでしたが、改めて「房子」の‘恐ろしさ’を認識させられました。「房子」を中心にした話が前半で、後半は夫「一郎」との出会いからが書かれており、こちらも改めて‘異常’さがグイグイ伝わる描写でした。過去シリーズを読んでいる方は、読んでみるのもアリかなと。

2014/08/05

ケイ

SROシリーズのスピンオフ。警察のSROという組織のシリーズだが、話は房子の周りでばかり起きる。中年と老女の間ぐらいの年齢の女性が、何故シリアルキラーとなったのか、彼女の歴史が語られるのだけれど、SROシリーズを読んでいる人にはこの内容では特に目新しいものはないように思う。SRO未読の人が、逆に興味を持てるのではないだろうか。

2014/07/26

papako

SROシリーズ。締めは房子さんの生い立ち。しまった!刊行順に読んだほうがよかったようです。しかし、房子の告白形式で語られる子供時代~結婚にいたるまでの壮絶な殺しの数々。そんなにうまくいくのかしら。ほんと、房子さんは強運の持ち主なのですね。そして、近藤一郎との出会い、まさにこれも運命だったのでしょう。房子さん、1巻が一番恐かったけど、ここまで付き合うと、ほんとにくめないような。。。変な気持ちになります。次、軽いシリーズにいきたいです。

2015/12/19

momi

SROシリーズ最新刊!ファンの知りたい気持ちにこたえてくれた作品ですね!史上最悪で最強の殺人鬼「近藤房子」の生い立ちです!SROの室長が「房子」へのインタビュー形式です!彼女の口から語られる半生…。と言っても…「房子」にしてみたら、ごく一部の殺人の告白なのです…。知れば知るほど…なんて身勝手で恐ろしい女なのでしょうか!!始まりは…自分の身を守るために殺人を犯した「房子」が人を殺すことに快感を覚えてくる…そして同じ趣味を持つ「一郎」と出会い、さらに殺人を重ねていく…。最新刊はスリルはないけれど驚きはある。

2014/05/09

ゆう

図書館本。シリーズのエピソード0。奇数巻で恐怖を植え付け続けてきた房子の独白。家族に恵まれなかったっていう房子の生い立ちには同情するけど、その後のこれは…すごい。1巻でフェードアウトした一郎とのなれそめもあったけど、一郎も最初からこんなんだったのか。思った以上に異常な似た者夫婦だし。本編への肉付けばっちり、やっぱりか房子を存分に堪能。これだけのことを計画して実行して人生を謳歌して、なんて人だ。人生楽しんでるなぁ。って、こんなこと思っちゃダメなんだろうけど。だって房子だもんなぁとなんだか受け入れてしまった。

2016/06/01

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