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悠木碧のつくりかた (単行本)

悠木碧のつくりかた (単行本)

悠木碧のつくりかた (単行本)

作家
悠木碧
出版社
中央公論新社
発売日
2023-09-21
ISBN
9784120056956
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ジャンル

「悠木碧のつくりかた (単行本)」のおすすめレビュー

「正直、声優になって後悔している」声優・悠木碧が初エッセイで「好き」を仕事にすることの尊さとリスクを語る

『悠木碧のつくりかた』(悠木碧/中央公論新社)

『まどかマギカ』の主人公・鹿目まどか役、『ソードアート・オンラインII』のユウキ役など、他の追随を許さない個性溢れる演技力で、多くのアニメファンの心を鷲掴みにしている声優・悠木碧。

 自身の半生について語る初のエッセイ集『悠木碧のつくりかた』(中央公論新社)では、幼少期から声優業界の一線に立つ現在までを振り返る〈お仕事篇〉、オフの日の過ごし方などを記した〈推しごと篇〉の2パートで、彼女のこれまでと現在、そしてこれからの展望が綴られている。巻末には声優業界の同期である寿美菜子、早見沙織との鼎談も。

 じっくり自分に向き合って紡がれた彼女自身の言葉から、その半生をリアルに知ることができる。

推しのために家族で大喧嘩、そして大学へ

 アニメ・ゲーム業界への憧れから声優になる人が多い中、彼女も例に漏れず、子どもの頃から2次元作品が好きだったという。

 プリントの裏に推しのイラストを描いたり、好きな漫画の新刊が発売される日は学校帰りにアニメイトに寄ったりと、典型的なオタクの日常を謳歌していたのは高校生の頃。プロの声優とし…

2023/10/4

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悠木碧のつくりかた (単行本) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

わたー

★★★★★推し声優の初エッセイ本ということで買わない選択肢なんてなかった。声優として第一線で活躍する悠木碧氏が、これまでの経歴、声優という仕事のこと、自分の推し活についてなど自身の半生を語る内容。これまでラジオや配信番組等々で語られてきたことを改めて体系立てて書き綴ったといった感じで、彼女のファンであれば耳にしたこともある情報が多めではあったが、30歳という節目を超えた今の彼女の有り様がよくわかる1冊だったと思う。特に刺さったのは、生きるのが下手なキャラを好きになるという、彼女の推しの傾向。

2023/09/23

トラシショウ。

「その中で、とても心強いなと感動し、今でも胸に残っているのは、林原めぐみさんに頂いた「他人がどう思ったかで善し悪しを判断してるのはプロじゃない。逆に、自分としては納得いってない振る舞いや表現を、世界中が褒めたら満足してしまうのか」という言葉」。僅か四歳で子役デビュー、実に芸歴26年の実力派人気声優である作者の30歳の節目に刊行された自身初のエッセイ集。声優論、仕事論の側面が強い「お仕事編」とひたすらに推しへの愛を語る「推しごと編」の二部構成でその半生を振り返る造り。読みやすかったなぁ(以下コメ欄に余談)。

2023/10/30

nishiyan

4歳で子役として芸能界入りし、声優、歌手、ラジオパーソナリティ、キャラクターコンテンツの原案・企画・キャラクターデザインを手掛けるなど多岐にわたって活動する悠木碧さんの初エッセイ集。子役時代のアドバイスから始まった人間観察と自己分析が彼女の闇深さもとい役柄の広さに繋がっているとは驚きだった。そして林原めぐみさん、沢城みゆきさんといった素敵な先輩との出会い、特に林原さんのアドバイスには痺れた。同輩で親友の寿美菜子さん、早見沙織さんとの絆も素敵だなと。独特の文体だが語りを聞いているような心地よいものだった。

2024/01/06

EMA

昔から大ファンの悠木碧さんのエッセイ。「お仕事篇」と「推しごと篇」に分かれており、幼少期や子役時代の話、興味関心の話など盛り沢山で面白かった。碧ちゃんの楽しそうな語り口や、周囲の人への思いやりが心地よく、早見沙織さん、寿美菜子さんの同い年二人の話題や、三人での鼎談は特に良かった。三年ボックスや喜怒哀楽+快、他者からの評価の悩みに関する林原めぐみさんのアドバイスなど、「先輩・後輩・同輩」の章は覚えておきたい話が多い。一日のルーティーンの話も好き。俺も「今日の雰囲気素敵だなって思った~」を活用させてもらおう。

2023/10/14

なごみんくる

たまたまインタビュー記事を読み、興味を惹かれたので手に取ってみました。琴線に触れる表現がいくつもあって、素敵なエッセイです。技術力の高さはもちろん、その生き方が役者としての魅力に繋がっているのだなと思いました。

2023/11/03

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