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ネコがメディアを支配する -ネットニュースに未来はあるのか (中公新書ラクレ)

ネコがメディアを支配する -ネットニュースに未来はあるのか (中公新書ラクレ)

ネコがメディアを支配する -ネットニュースに未来はあるのか (中公新書ラクレ)

作家
奥村倫弘
出版社
中央公論新社
発売日
2017-05-08
ISBN
9784121505835
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あらすじ

ネットメディア興隆の昨今、どこでもスマホでニュースをチェック、というスタイルが当たり前に。しかし「WELQ」問題に象徴的だが、PV数や快適さを追及した結果、ネットには盗用や事実誤認を起こした「劣化」情報があふれ、もはや実害をもたらしかねないレベルに達した。その惨状を前に「ネットメディアの進化は終わった」と元新聞記者でヤフーのウェブメディア「THEPAGE」の奥村編集長は言う。氏は近年「ニュース」や「コンテンツ」という言葉の意味が変わり、「金儲け」の側面が強まったこと、多くが「コミュニケーション」というレベルにとどまっていることが問題と指摘する。それでは輪郭を失いつつある「ニュース」が広がることでどんな事態が起こるのか? 「ネコ動画」のような強いコンテンツにメディアは飲み込まれてしまうのか? 自らメディアを横断した著者が書く、新時代のメディア論刊行!

ネコがメディアを支配する -ネットニュースに未来はあるのか (中公新書ラクレ) / 感想・レビュー

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council

ネコは出てこない。報道とネコ動画がPVで勝負?している今のネットニュース環境を当のネットニュース運営者が分析しているのだが内容的にはWeb2.0論破綻→ネットは馬鹿ばかり、と論じた09年頃と大して変わっていないようである。WELQ騒動やトランプ大統領誕生とフェイクニュース問題を踏まえて筆者は既存伝統報道機関の再興に期待を向けているようだが、紙や電波に固執している状況では厳しいのではないだろか?

2017/07/01

arisaka

ネコ可愛いー!の本かと思いきや、ニュースよりも猫動画に価値が置かれているwebニュースの現状と分析本でした。著者は新聞記者→Yahooニュースと報道の現場を渡り歩いてきた人なので、PVがすべてで、平気で不確かな情報を撒き散らす現状をかなり憂えている。ウソをウソであると見抜けない者は飲みこまれる未来が、くるのだろうか。

2017/07/21

sea&pink(しーぴん)

PV(ページ閲覧)数稼ぎの為人目に訴えかけるネコ動画などがニュースサイトに氾濫し、硬派な報道が駆逐されている現状に、どう対処すべきかという本です。確かにニュースサイトには人目をひくセンセーショナルな記事タイトルが多く、行ってみると5分割位されて根気よく読んでいくと結論に脱力することが多いです。しかし従来の新聞なら真実が書かれているという訳では決してありません。新聞社が想定する結論に読者を導こうとした意図的な書き方が目につきます。ただ真実が知りたいだけなのに気をつけないと本当に難しいです。

2017/09/02

うちこ

ここ数年のニュースは、自分で反対意見や斜めの意見を予測して多角的に見るということをしなければいけなくなっています。近頃は友人と会うと「あのニュース、どういう見かたしてる?」という多眼補足会議になることが多く、なかでも労働に関する法改正などは、これってあなたの業界・職種・立場の人から見るとどうなの? というのを数人に聞くことでやっと見えてくる。 友人関係も、偏らないように出会い続けていかないといけません。そういう気持ちでいる人にとって、この本は少し話し相手になってくれます。

2018/10/16

Yoko Oishi

猫好きとしては見過ごせないタイトルということで読んでみたら、非常に真面目なメディア論。学生さんにも教えていたということで非常にわかりやすかった。私はネットがない時代も知っているけど、これからの世代はネットがあるのが当たり前で育っているから前提がそもそも違ってくるんだろうなぁ。情報過多の世の中では自分で真偽を見極める力と判断力が必要。そのために自分の哲学をきっちり持つようにしないと。

2017/06/30

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