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父・萩原朔太郎 (中公文庫 A 109-2)

父・萩原朔太郎 (中公文庫 A 109-2)

父・萩原朔太郎 (中公文庫 A 109-2)

作家
萩原葉子
出版社
中央公論新社
発売日
1979-03-10
ISBN
9784122006188
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ジャンル

父・萩原朔太郎 (中公文庫 A 109-2) / 感想・レビュー

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双海(ふたみ)

朔太郎と保田與重郎の交友関係(32頁)が気になりました。好きな物書きだからね、やっぱり。

2014/05/26

冬見

娘・萩原葉子から見た、家庭での朔太郎の姿。箱のまま放り込んだ煙草の箱で着物の袂をふくらませ、赤い鼻緒の女物の下駄をつっかけ、傘をなくし、ぽろぽろと食べ物を零すため前掛けをかけて食事をした朔太郎。「お前を飼い殺す」と言ったという父親の印象が強かったが、本書を読んで母親も強烈な人だったんだなと、陰鬱な気持ちになった。葉子さんの幼少期の様子はあまりに悲しく、辛い。葉子さんも、朔太郎も、違った孤独を抱え、その中を生きていた。父・朔太郎への愛情と優しさが、言葉の節々から伝わってくる。初版あとがきは犀星。

2018/05/12

Happy Like a Honeybee

結婚の利益は、女性の本質を知る事であり、結婚の損出は女性の幻滅を知る事である(萩原朔太郎) 娘からの視点で萩原朔太郎を捉えた一冊。 実母との別離シーンは、目の前に情景が想定できるほどリアルに描写されている。 赤城山を背景に娘二人と夜行列車で、都落ちする詩へと展開する訳ですが。 祖母と萩原朔太郎の間に挟まれた、当事者でしか描きえない事実が記されている。

2019/03/23

冬見

再読。

2022/07/31

駄目男

室生犀星が言うように萩原朔太郎は不世出の天才詩人だろう。 私個人も詩人の中では断トツに朔太郎ファンである。 しかしその朔太郎を娘の目を通して見ると、いや家族の目には実に異彩というか変人のように映っていたのかも知れない。 何しろ癖の多い人だった。 それらを間近で見ていた娘さんの目を通して語られているだけに実に面白い。 何度も朔太郎の変人ぶりに笑わされた。

2015/05/12

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