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マンガ日本の古典 (16) (中公文庫 S 14-16)

マンガ日本の古典 (16) (中公文庫 S 14-16)

マンガ日本の古典 (16) (中公文庫 S 14-16)

作家
竹宮恵子
出版社
中央公論新社
発売日
2000-07-25
ISBN
9784122036888
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マンガ日本の古典 (16) (中公文庫 S 14-16) / 感想・レビュー

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たまきら

疱瘡を患った後の実朝が表紙。冒頭では頼朝の死が描かれています。歌を愛した若者の非業の死。妻であり母であった政子の子どもを失った後の執念…。著者の後書きがまた面白かった。公暁の男色は創作だと思うけれど、この著者らしいなあ、とにやり。いや、駆け足だけれど情熱をこめて描かれた素晴らしいマンガでした。面白かったです。

2024/02/08

てつのすけ

頼朝が亡くなって以降、より理不尽な政権運営がなされていったと思う。安定するまでは仕方がなかったのかもしれないが、この時代に生きていれば、何と生きにくい時代であったろうか。しかし、現代も生きにくい世の中であることを考えると、庶民は、いつの時代も生きにくいのであろう。

2020/02/10

みっちゃんondrums

謀反を作り上げては排除する、の繰り返しの末、北条氏政権は磐石となる。どれだけ優秀でも忠誠心があっても、目障りになれば消される。将軍さえも。源実朝は、創作欲を刺激するキャラなんだろうな。私も興味深い。公暁の衆道の場面が控えめに描かれている。竹宮先生の面目躍如だね。

2019/05/09

頼家誅殺から承久の乱の勝利まで。大河ではメインとなるはずの巻。しかし「鎌倉殿の13人」連続誅殺事件→そして誰もいなくなったの流れすごい。吾妻鏡だとお飾り将軍の極みで無能に描かれる実朝だけど、近年の研究ではそうでもなかったよ…??というのが分かってきたらしいので、多少は補正が入るといいな。そして大河清盛、精霊の守り人、直虎ちゃん、麒麟と代々えねっちけーさんのために頑張ってる清盛の宋船が、実朝が陳和卿につくらせたあげく鎌倉の海に沈む宋船として今回もリサイクルされることを祈ります。

2020/02/02

さきん

政治に疎い源頼家に代わって、北条義時、政子コンビが急速に政治権力を握り始める。他の御家人が北条氏専横に気がつき始めるが、上手く協力できず、比企氏、畠山氏、梶原氏、和田氏、三浦氏が政治的に各個撃破されていく。政子の政治的センスが鋭く、後鳥羽上皇もやり手だが、武士政権を打倒するに至らなかった。源実朝は非常に教養があり、政治センスもあったが、将軍の位に上がった時には、政治権力は北条氏に移り、ほとんど何もできなかった。公暁に殺されるあたりも含めてとても不幸な人生だと思った。

2017/01/30

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