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神様 (中公文庫)

神様 (中公文庫)

神様 (中公文庫)

作家
川上弘美
出版社
中央公論新社
発売日
2001-10-01
ISBN
9784122039056
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神様 (中公文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

川上弘美さんの記念すべき第1作目が、短編「神様」。パソコン通信上で応募し「パスカル短編文学新人賞」を受賞してのデビューであったらしい。あとがきで「もしあのとき『神様』を書かなければ…」とあるけれど、ほんとうによくぞ書いてくださったと思う。そのおかげで私たちは今こうして川上作品を楽しめるのだから。「くまにさそわれて散歩に出る」と、いきなり冒頭からのとぼけた味わいは、まさに川上弘美さんの真骨頂だ。ひらかなの柔らかさとしなやかさもまた一貫して彼女の味わいだ。9篇いずれも捨てがたいが、記念碑的な「神様」に敬意を。

2014/04/25

❁かな❁

はあ。大好きだなぁ。川上弘美さんの不思議でふわふわゆるゆるしたお話。デビュー作「神様」を含む9つのお話。いつも夢のような出来事が自然とわたしの身の回りでも起こりそうに思ってしまう。可愛くて切なくて温かい気持ちになれる。礼儀正しく優しいくまさんとピクニックに行きたいな♪小さな3匹やコスミスミコもとっても可愛い♡お気に入りは「神様」「夏休み」「星の光は昔の光」「春立つ」「草上の昼食」。「春立つ」のカナエさんの気持ちわかる。弘美さんの描く大人の女性好きだなぁ。くまさんのお手紙にわたしも少し泣いた。素敵な短編集♡

2018/06/12

kishikan

ほう、表題作の神様が川上さん初めての活字になった作品ですか。なるほど。川上さんの小説って、ファンタジーっていうか、童話的、寓話的な要素があって、とはいってもそれに日常の軽いノリがあって、とても絵心あふれた(カラフルという意味ではなくて)小説が多いけど、この初期短編集はその特徴が良く表れていますね。それぞれ、強烈な印象を残すものはないけど(でも「離さない」は怖いし、「花野」「春立つ」は泣ける)川上さんらしい余韻を残す作品が詰まっています。それに絵本作家佐野洋子さんの解説の文章が素晴らしい。文庫の良さですね。

2013/04/29

hiro

『神様2011』を図書館で借りて、今日一日で『神様』と『神様2011』を続けて読んだ。川上弘美さんの作品を初めて読んだのが、芥川賞受賞作の『蛇を踏む』だったので、まったく‘うそばなし’についていけなかった。その後映画化された『ニシノユキヒコの恋と冒険』とエッセイを読んで、うそばなしに再チャレンジした。今回は短編の「神様」だけでなく、302号室に住む主人公の9編の連作短編集として読むことによって、コスミミスコがでてくる「クリスマス」くらいから、この不思議なうそばなしの川上ワールドを面白く読むことができた。

2015/02/14

酔拳

  この本は9編の短編から編成されています。どの小説にも、人間界からかけ離れた神様みたいなものが登場して、主人公の生活にからんできます。 この小説にでてくる神様みたいな存在がいたらいいなと思いながら、読むことができた。 楽しい小説だった。

2016/01/01

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