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昭和怪優伝 - 帰ってきた昭和脇役名画館 (中公文庫 か 56-12)

昭和怪優伝 - 帰ってきた昭和脇役名画館 (中公文庫 か 56-12)

昭和怪優伝 - 帰ってきた昭和脇役名画館 (中公文庫 か 56-12)

作家
鹿島茂
出版社
中央公論新社
発売日
2013-10-23
ISBN
9784122058507
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昭和怪優伝 - 帰ってきた昭和脇役名画館 (中公文庫 か 56-12) / 感想・レビュー

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シブ吉

昭和四十年代の、主に東映・日活のプログラムピクチャーを浴びるほど鑑賞した筆者。数々の映画の中から記憶に刻み込まれた「脇役」たち。その濃さたるや、主役級の面々が次々に登場。思い入れのこもった俳優十二人をチョイスし、その出演作から、粒よりの名場面を掘り起こす。ビデオやDVDでも日の目を見る事は少ないであろう作品の中で、脇役たちの輝きを発する姿が目に浮かび、その映画が観たくなってしまいました。個性豊かな脇役たちの中でも、最後に登場した成田三樹夫さんの、映画『柳生一族の陰謀』における「烏丸少将」は、凄かった。

2013/11/04

ヨーイチ

著者の鹿島茂は小生より少し上。学生運動で著者がプログラムピクチャー漬けになっていた頃小生はアングラとかフーテンとかの世相を怖々とサーチしていた事になる。映画なら洋画ってコンセンサスの重圧もあった。ましてやエロ映画なんてトンデモないと思っていた健全な田舎の子供であった。本職でもないのにこの研究態度は尋常じゃない、流石は鹿島先生と再認識した。その後演劇に興味を持ちこの本の中身も大分理解できるようになったと思う。映画にうるさい知人の勧めで田中登監督特集をぴあで探して名画座に行ったことも。続く

2023/01/04

たくのみ

帰ってきたウルトラマンの岸田森、じつはドラキュラ役者としてすばらしい。ドジで間抜けなわいせつ犯をやらせたら右に出る者はいない荒木一郎。 ヤクザとギャングの親分をやらせたら天下一の佐々木孝丸の本当の姿。 渡瀬恒彦は鉄砲玉役者が似合う。青年だった著者がひたすら追いかけた東映B級ギャング映画の世界。有名無名の俳優たちの、まったく語られない世界がひろがっていたのでした。

2016/06/26

緋莢

2005年11月に刊行された『甦る 昭和脇役名画館』(講談社)に「健さんが脇役だったころ~ギャング・エイジの高倉健」を追加する等、増補・改題した本です。1970年から77年までの8年間、年平均3、400本 その前後を含めると10年間で3000本以上の映画を観たという著者が 印象的な脇役を十二人を紹介した本です。映画にたいして詳しくない自分が、この本を手に取ったのは、その十二人の中に岸田森が入っていたから(続く

2019/12/04

ホークス

素晴らしく、懐かしい怪優たち。成田三樹夫、伊藤雄之助は、今でも鮮明なイメージがある。特にあの声。声だけで場を支配してしまう、存在感にやられた。あんな役者に、もっと出てきて欲しい。

2014/06/26

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