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幸せの条件 (中公文庫 ほ 17-9)

幸せの条件 (中公文庫 ほ 17-9)

幸せの条件 (中公文庫 ほ 17-9)

作家
誉田哲也
出版社
中央公論新社
発売日
2015-08-22
ISBN
9784122061538
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幸せの条件 (中公文庫 ほ 17-9) / 感想・レビュー

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Yunemo

まるで「農」の手引書じゃないですか、これって。業(ビジネス)としての「農」の難しさが淡々と描かれてます。偶然に手にした割には、ずっしりと重いものを投げかけられます。そういえば、このところ、「農」に「限界集落」に、なんだか偶然に思えません。けっして意識している訳じゃないんですが。人として本来すべきことを、曲げずにやり通す強さ、利害よりも優先されるべき、もっと大きな価値観、本来の人間の生きる術なんでしょう。自分自身が必要とする生き方を見つけること、これが難しすぎて悩むんですよね。このつなぎが、「農」の存在。

2015/09/10

佐々陽太朗(K.Tsubota)

読んで幸せな気持ちになれる小説です。正直なところ農家に育った私にとって、小説中で稲作の過程を記述してあるところはまどろっこしい。しかし、現代において多くの読者にはそういう説明的な記述も必要なのだろう。その部分を除けば、物語にグイグイ引き込まれ一気読みでした。本書を読んだことがきっかけになり石川英輔氏の大江戸シリーズ(講談社文庫)を読みたくなり、全七巻を購入。年末年始に読み切ってしまおうかと考えています。楽しみです。良き年の暮れです。

2015/12/19

takaC

いや、面白かった。読んだ中では誉田本ベストかも。自分とは縁も所縁もある長野が舞台だからという贔屓目もなくはないのだろうが。

2017/06/25

しんぺい

中盤からの展開がおもしろくて楽しめた。ただ誉田さんの物語は「出来すぎ」感があります。しかし個人的にもバイオエタノールは普及して欲しいです。

2016/11/12

あすなろ

命の味を頂く。それは、自分が育てた米の味。それが正解の感想かな?正直。というのは、バイオエタノールに関しては、軽く勉強になるが、キッカケに過ぎない。大震災とも絡め、大きな問題定義であるが、もう少し上手く使って欲しかった。もう一面の現代農業の描きは、上手くいっていると思う。辛口だが、総じて面白いストーリーとなっていた。バイオエタノールにつき、もう少し踏み込んで欲しかったのと、チョット荒っぽい就農のキッカケだなと感じたのみです。これは、現代農業を描いた作品でしたね。

2015/10/13

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