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化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫 き 40-9)

化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫 き 40-9)

化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫 き 40-9)

作家
喜多喜久
出版社
中央公論新社
発売日
2018-02-23
ISBN
9784122065291
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ジャンル

「化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫 き 40-9)」のおすすめレビュー

青酸カリ、本当はアーモンド臭なんかしない? 現役研究員が描く人気シリーズ『化学探偵Mr.キュリー』最新刊!

『化学探偵Mr.キュリー』(喜多喜久/中央公論新社)

 物語で殺人事件が起きたとき、よく聞くこんなセリフがある。「アーモンドのようなこの香り……青酸カリですね」なんて被害者の口元を嗅いで、探偵役がのたまうのだ。これ、実は我々がチョコと一緒に食しているあのアーモンドの香りとはまるで違うということを、知らない人も多いのではないだろうか。じゃあなんのどんな香りなの? と思った人はぜひとも『化学探偵Mr.キュリー』シリーズ(喜多喜久/中央公論新社)の2巻を読んでみてほしい。その答えとともに事件の謎を解く、変わり者の大学准教授・Mr.キュリーこと沖野氏が講義してくれることだろう。

 ちなみに1巻では「クロロホルムを染みこませたハンカチで口を塞いだところで相手が気絶することはない」ことを教えてくれる。え? ネタバレじゃないかって? とんでもない。これは序の口。とっかかり。あたりまえに流布されている情報をひっくり返したその先に、本作の面白さは詰まっている。

 デビュー以来、化学ミステリーを書き続けてきた著者の喜多喜久さん。“東京大学大学院薬学系研究科修士課程を修了…

2018/3/12

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化学探偵Mr.キュリー7 (中公文庫 き 40-9) / 感想・レビュー

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へくとぱすかる

6から時間が経ったので、人物関係を忘れかけていた。しかしうまいもので、それぞれの短編が思い出させてくれる。つまりそういう構成の短編集。事件とは呼べそうにない、日常の謎解きもあって、楽しくすらすらと読むことができた。沖野先生の若き日の話という新趣向(これだけが雑誌発表、スピンオフだった?)もあり、これからの物語に奥行きを作ってくれそうな気がする。

2018/04/08

ダイ@2019.11.2~一時休止

今回はサブキャラが主役の短編集。サブキャラが過去のどの話に登場したのかのおまけあり。楽しめましたが謎がすっきりしないものもあり少しモヤモヤ。

2018/03/21

takaC

スピンオフ的な一冊なわけね。途中で偶然最後のおまけページを見つけたから良かったものの殆どの登場人物のことは記憶の彼方で朧げにしか覚えていなかった。

2018/05/31

りゅう☆

大学生の沖野が家庭教師先の生徒の恋に協力するなんて、なんだか初々しい感じからのスタート。彼氏の心変わりにショックなみゅーたん、国島の徹底した分析は流石で、学業のためSOSをいよいよ引退の仁川、猫柳の情報への執念深さにナルホドで、CM依頼を納得した形で受けたい剣也、東理大になかなか戻ってきてくれない沖野に悶々とする氷上、遠距離彼女からの謎解き手紙がきて…。結局沖野が関わって化学探偵っぷりを披露するんだけどね。今巻は沖野&舞衣コンビではなく脇役に注目で、恋バナが多かった感じ。みゅーたん編はドキドキしたよ。

2022/03/21

hirune

沖野センセイの過去話と脇役の方たちにスポットを当てた短編集。それぞれの個性が出て面白い。みゅーたん…なんかすごく健気でいじらしく見えたぞ、体重100㎏弱でダンプカーのようでも!しかし若いからってそんなに暴飲暴食大丈夫か?と思ったけど、彼女に普通の人の常識は当てはめられないかもね💦あと、美間坂剣也くん、頭の中で志尊淳くんに変換、沖野センセイとくっつくのアリだと思う♪七瀬舞衣より似合うと思う 絶対(真顔)☆

2018/10/16

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