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日本語びいき (中公文庫 し 52-1)

日本語びいき (中公文庫 し 52-1)

日本語びいき (中公文庫 し 52-1)

作家
清水由美
ヨシタケシンスケ
出版社
中央公論新社
発売日
2018-08-21
ISBN
9784122066243
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ジャンル

日本語びいき (中公文庫 し 52-1) / 感想・レビュー

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mae.dat

日本語には、有って当たり前と思われてる主語を(必ずしも)必要としない。違うや「主語がない」と聞いて驚いた事があります。文脈は違いますが、みんな大嫌い丁寧語や謙譲語などが発達している為、省略しても、誰(何)を指しているのかは自明であると。なるへ。そればかりか、述語も副詞を使うと続く語が(第一言語話者なら)ある程度予想可能で、省略しちゃう場合があったりと。怖い。同時に凄いぞ日本語。言語の成り立ちを考えると、興味深いものがありそうです。SVOCとか冗長なんだよ‼︎(ウソです。すみません)

2022/09/15

ふう

ヨシタケさんの絵とおもしろい目次に惹かれて購入。これは小学1年生で学習する「日本語」だけど日本人でも意外と知らない人がいるかも、という内容からスタートして、この年まで知らなかったわという内容まで、日本語への愛が楽しく語られています。日本人の暮らし方や考え方が土台となって日本語が生み出されているので、その土台が変化してきている今、日本語も変化するのは当然なのかもしれません。その変化さえ楽しみながら、読書や会話を通して日本語のおもしろさや深さを味わえたらいいですね。個人的には、悪意のない言い間違いは好きです

2020/02/07

mariya926

この本はヨシタケシンスケさんの絵で読みたくなりました(笑)私もエクスチェンジで日本語を教えたことがありますが、日本語を教えるのってすごく難しいことに気がつきました。色々質問されても、今まで考えて使っていたわけでなく、何となく使っていたので説明出来ないんですよね。日本語教師の資格を持っていたら世界のどこに行っても日本語を教える仕事が出来るのでオススメです。ちなみに海外で暮らすようになって方言はやめて標準語を話すようになりました。この本は日本語を勉強している人&教師にオススメです。

2019/03/08

けんとまん1007

改めて母語である日本語を考えるきっかけになる。本当に、何気なく使っている日本語。音声として、文字情報としての日本語。いわゆる、話し言葉と書き言葉は、必ずしも同じではない。自分が降れている中で考えてみると、いずれも質が変わってきているように思う。時代とともに変わりうるうっぶんはあってもいいのだが、どこかしら寂しさ・貧しさを感じてしまうのは何故だろう?そんなとろこまで含めて、ヨシタケシンスケさんの絵が効いている。

2021/02/13

ホークス

進化の本は好きだけどDNAの塩基配列には興味がない。歴史の本は好きだけど古文書の読み方には興味がない。そんなザックリ派の私にちょうど良い日本語の本。目から鱗が落ちました。形容詞と形容動詞の数は圧倒的に形容動詞が多い。「道徳的な、楽観的な」等の「◯◯的」という言葉、それに「シビアな、エコな」等カタカナ語も形容動詞の元になる。但し使用頻度なら形容詞が上。外来語で「テ→チ→ティ」の順で時代が新しくなる話も面白い。スティックの先祖はステッキだが今や別物だ。日本語の原理を面白く簡潔に説明している所が素晴らしい。

2019/12/19

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