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猫がかわいくなかったら (中公文庫)

猫がかわいくなかったら (中公文庫)

猫がかわいくなかったら (中公文庫)

作家
藤谷治
出版社
中央公論新社
発売日
2019-02-22
ISBN
9784122067011
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ジャンル

猫がかわいくなかったら (中公文庫) / 感想・レビュー

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本虫雪山

ゲラ。はたしてこの物語を、猫好きさんたちが放っておけるのか!?黙って読んで終わることなんてできやしない。夫婦の少しの親切心と猫への愛が、あれよあれよと彼らを追い込んでいくーー。どんどん大きくなる負担、日常を脅かす悩み。それもこれも、猫がかわいくさえなけりゃ。藤谷さんののらりくらりした語りに、どういう感情で読めばいいのか立ち位置をつかめないまま、泣きたいような怒りたいような、はらはら、そわそわ………そしてついに臨界点を超えて、思わずぶははっと笑ってしまった。猫好きは猫好き作家の書いたものには敵わない。

2019/01/03

雪だるま

ご近所の老夫婦が相次いで入院し、残った老猫を放って置けずに面倒を見る吉岡夫妻。引き取り手も見つからず、誰も助けてくれない。それどころかアパートの大家さんは保健所に連れて行け、放っておけば何日で死ぬだろう?とまで言いだす。理不尽でやり切れない思いをしながらも猫を愛する気持ちが伝わってくる。猫好きさんにオススメの本。

2019/03/11

arbitrary

人のプライドを描き、毎度私の胸を貫いてしまう藤谷治氏ですが、その絶妙な観察眼、距離感でまさに現代社会を貫かんとする作品。題と表紙で可愛く、のんびりとしたイメージを持たせておいて見事に裏切ってくる印象はユーモラスですらある。ただその落差は猫を飼う幸福と現実のシビアさそのもの。他人の家猫問題に対し、終始当事者としてスポットが当たり続ける吉岡夫妻ですが、それを皮肉ることだけで済ませない温かみも感じました。『きなりの二人』から氏の男女の会話が大好きなんですが、60歳の夫婦であれ、やはりいいなぁとなるところも多々。

2019/03/18

みやび

☆3

2019/03/21

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