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会社員、夢を追う (中公文庫 は 76-1)

会社員、夢を追う (中公文庫 は 76-1)

会社員、夢を追う (中公文庫 は 76-1)

作家
はらだみずき
出版社
中央公論新社
発売日
2022-06-22
ISBN
9784122072206
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会社員、夢を追う (中公文庫 は 76-1) / 感想・レビュー

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みかん🍊

著者の自伝的小説なのかなと思われる作品、出版社への就職jに破れ、銀座に本社のある紙の商社に就職した主人公のお仕事小説でもあり、青春小説でもある、本は紙で出来ている、希望した職種ではなかったが、少しでも出版に近づく為に奮闘するも思うように行かなかったり悩んだりするが、夢に近づく道は真っ直ぐな1本道ではない、回り道でも役に立たない事はない。文庫本化で改変されたらしいが、単行本の『銀座の紙ひこうき』と言うタイトルの方がよかた。

2022/11/21

カブ

時は昭和時代、新入社員として紙の代理店に入社した主人公が、成長していく様が描かれる一方で、紙のことが詳しくわかる本好きにはたまらない作品です。本は紙でできている。「本、そして紙を愛する人に」

2022/07/05

ともくん

"本は紙でできている" 一九八七年、紙の代理店に入社した神井航樹。 あまりにありふれた事実に、意識もしていなかった。 航樹の夢は、紙でできている。 だが、紙の代理店では実現できない。 本音と建前。 これを前に、苦悩する航樹はどうするのか。

2023/10/23

SHADE

最高に面白かった!作者自身の話では…?と思った。僕も職種を変えた経験がある。不安しかない当時の記憶が鮮明に蘇った。数々の苦い失敗。人も沢山怒らせた。やがて無知が不安を作り上げるのだと思い知った。不安を抱えた人間のやる先には失敗が待っている。無知の反対は経験。経験を積めば対処力が増し必要以上の不安は持たなくて、済む。落ち着いた行動の先には人に対する思い遣りなどの余裕も生まれる。【年の功】とは良く言ったもので、人生は経験が全てだと今のところ、思っている。そんな思いを改めて呼び起こしてくれた貴重な作品だった。

2022/08/28

ぷらった

これは秀作。ここ数年に出合った小説の中でもトップグループに入ると思う。オカルト,ファンタジーの荒唐無稽な手段に頼らず,実直に人間世界が描かれていると思う。お仕事の題材は,滅多に書かれることがない製紙販売の世界。その部分ではお仕事小説なんですが,その一方で,銀座で仕事をする人々の様子も面白いし,憧れの女性との決別もあって,登場する人物それぞれに味わい深い物語。

2022/10/21

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